中山牝馬S 三連複一本勝負
2017年3月12日(日)中山11R
サラ系4歳上オープン 牝馬限定 ハンデ
芝右1,800m 16頭 15:45発走
【予想】
◎ 14 フロンテアクイーン
○ 7 プリメラアスール
▲ 6 ウインリバティ
【買い目】
三連複 6-7-14 100円
フィリーズレビューが穴党としてはつまらない予想にならざるを得なかったので、ここは大きく遊んでみます。
三連複の売れ方を見てみると、こちらのほうが荒れそうな雰囲気ですし。
◎フロンテアクイーンは前走1600万クラスを勝って再昇級初戦。
とはいえ全成績(2-3-1-6)で、もともと重賞でも2・3着と好走している地味な存在です。
蛯名騎手のお手馬だった頃から狙っていたのですが、こういう目立たない馬は三連複向きだと思います。
相手の○プリメラアスールは、前走の愛知杯で◎を打った馬。
エリザベス女王杯(G1)でマイペースの逃げを打ち、クイーンズリングに0.5秒差の5着と大健闘したことを評価しています。
人気のパールコードとも0.2秒差しかありませんので、斤量差がつく今回なら逆転は絵空事ではありません。
前回が斤量4kg減となる52kgでしたが、今回はさらに1kg減の51kgですから、舐めすぎというものです。
大穴☆ウインリバティは、前走の愛知杯でプリメラアスールよりも上の6着でした。
2:01.8に4頭がひしめく大混戦で、同3着クインズミラーグロとも同タイム。
しかもハンデはプリメラアスールよりも軽い50.0kgとなりました。
松岡騎手とは久々のコンビですが、500万条件で4着、5着に導いたことがあり、手が合えば一発も期待できそうです。
とかくマジックタイムの有終の美に注目が集まりそうなこのレース、過剰な人気が予想されますので、本当に怖いのはパールコード。先行できる脚を持っているのは脅威です。
ただ、大外枠を引いてくれたので外す決心がつきました。
人気馬が来てしまったら、それまで。
そもそも1~3番人気を買い目から外しているので勝負の9割は捨てていますし、想定オッズ3,000倍超えは当連載で初めての暴挙で、的中したら天が地になり、白が黒になる奇跡だと思ってください。
実際、2015年2月の京都牝馬S(こちらは別定戦ですが)で三連複451,980円が出ているので、中山牝馬でも夢は大きく! いつか10万超えの馬券を当ててみたいものです。
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フィリーズレビュー 三連複一本勝負
2017年3月12日(日)阪神11R
サラ系3歳オープン 牝馬限定
芝右1,400m 18頭 15:35発走
【予想】
◎ 15 レーヌミノル
○ 6 ジューヌエコール
▲ 13 ゴールドケープ
【買い目】
三連複 6-13-15 100円
フィリーズレビューは堅い買い目となってしまいました。
◎レーヌミノルは断然の人気になりそうですが、ここは逆らえません。
小倉2歳Sを6馬身差の圧勝、続く京王杯2歳Sで2着。
2走前の阪神JFでは3着だったものの、1着ソウルスターリング、2着リスグラシューと相手に不足なし。
前走クイーンCはハナを切る形で4着でしたが、今回はアズールムーン、アルミューテンが一発を狙って逃げてくれるでしょうから、2、3番手で競馬できれば文句はありませんし、このメンバーならハナを切っても楽逃げができると踏んでいます。
斤量1kg減も好材料です。
○ジューヌエコールも人気筋ですが、デビュー3連勝で、重賞デイリー杯2歳Sを勝っている実績を素直に評価します。
前走の阪神JFで11着と大敗したのでレーヌミノルより印は下ですが、直線に向いたときに他馬と接触する不利があるようにも見えました。
芝1,400mで2戦2勝、マイルでは折り合い面に心配があるとなれば、距離短縮はプラスです。
3ヶ月半の休み明け、そして前走が阪神芝での敗戦ということで、そこまで人気が過剰にならないと思われますので、2~3番人気でも迷わず買いで良いと思います。
穴馬は▲ゴールドケープ。阪神JFから続けての穴馬指名です。
前走14番人気で6着。
期待値に比して、今回は人気しすぎの感はありますが、それだけ前走までの真面目な競馬が多くのファンの目に留まったのだと思います。
マイルで2勝を挙げている馬ですが、1,400mはG3ファンタジーSでミスエルテに0.3秒差の5着があります。
1:22.1の時計は京都1,400m外回りでは2歳重賞の標準勝ち時計(JRA-VANスマホ版のコース解説参照)でしたから、上積みを見込めば逆転は可能。
丸山元気騎手の騎乗も楽しみなレースです。
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【ワイド万馬券的中!】 金鯱賞の結果報告
さて、私のツイッターをご覧になっている読者の方がどれだけいらっしゃるか分かりませんが、じつは11日(土)メインの金鯱賞で人生初のワイド万馬券を獲りました。
◎ 8 スズカデヴィアス → 3着
○ 15 ロードヴァンドール → 2着
締切少し前にツイートしたんですが、スズカデヴィアスは、前走の白富士Sで下したサクラアンプルールが中山記念2着と好走したので、それ以上にG2で通用する力を持っていると判断しました。
ロードヴァンドールは斤量が心配でしたが、他に前に行く馬がいなかったので、一発を期待していたのでした。
職場の付き合いがあって話題作りのために購入した馬券で、300円が32,670円になって今年の年間収支も個人的には余裕でプラスが確定したわけですが(回収率320%想定!)、惜しくもメルマガ・ブログには書いていなかったので、収支報告には加えません。
今後もアドリブの買い目は締め切り数分前にツイッターで呟くことがありますので、もしよろしければどなたでもフォローしてください。
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弥生賞の結果
弥生賞は不満の残る結果となりました。
◎ 9 ダイワキャグニー → 9着
○ 7 コマノインパルス → 6着
▲ 4 ダンビュライト → 3着
☆ 1 ベストアプローチ → 4着
☆ 12 ディアシューター → 10着
【当ブログの収支】
+9,010円
やはり前半3ハロンが36.6秒、1,000mが1:03.2秒と、かなりのスローペースになり、こちらの思惑どおりにダイワキャグニーとディアシューターが2番手3番手で直線を向いてくれたところまでは良かったのですが、切れる脚が残っておらずに9・10着と惨敗。
あのスローペースから差されて、勝ちタイム2:03.2、上がり34.6秒はG2を名乗るには平凡の上にも平凡ですし、期待を裏切るくらいに先行勢にレースを作る力がなかったのだと思います。
「コマノインパルスの京成杯の勝ち時計が平凡」と書きましたが、それでも弥生賞より3馬身半も速いタイム。ホープフルS8着だったディアシューターの時計ですら、余裕で弥生賞を勝てたわけですから、酷いものです。
ダイワキャグニーに関しては、これで1ハロン延長が難しいことがわかったので、マイルから1,800mで人気薄のときに狙ってみたいと思います。
今年の3歳牡馬はレイデオロが頭ひとつ抜けた格好ですが、それにしても昨年に比べたら、全体のレベルは見劣りしてしまいます。
勝ったカデナにしても、次に善戦できるかどうかは未知数。
土曜のオーシャンSで、息をもつかせぬハイペース、騎手同士の読み合いに次ぐ読み合いの電撃の6ハロン戦を観た直後だっただけに、不満の残る日曜日の夕方でした。
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弥生賞 三連複一本勝負
2017年3月5日(日)中山11R
サラ系3歳オープン
芝右2,000m 16頭 15:45発走
【予想】
◎ 9 ダイワキャグニー
○ 7 コマノインパルス
▲ 4 ダンビュライト
☆ 1 ベストアプローチ
☆ 12 ディアシューター
【買い目】
三連複 1-9-12 100円
(※本記事は予約配信です。レース当日未明のデータを基にしています)
昨年マカヒキ、リオンディーズ、エアスピネルが揃い踏みした弥生賞には、荒れないイメージがあります。
過去10年、単勝1番人気が(5-2-0-3)で複勝率70%。
単勝2番人気も(3-1-3-3)で同70%と、人気通りの結果を示しています。
それでは今年も堅いのかと思って三連複の人気順を見てみると、意外や意外、オッズが100倍を超えるのが36番人気以降と、思った以上に上位の買い目が均等に売れている印象です。
データを紐解けば一昨年にも10番人気タガノエスプレッソが3着に絡んで、三連複で41,050円がついたレース。
昨年のように確たる有力馬がいない今年、2桁人気が絡む2割の確率に期待して、思いきった予想にしてみました。
まず◎ダイワキャグニーは、今週の初めから穴馬にしようとひそかに狙っていた馬です。
カデナとコマノインパルスが1番人気を争うものと予想していましたので、前日発売段階で1番人気になるとは、正直、思っていませんでした。
前走の勝ち方が素晴らしく、のち共同通信杯2着馬のエトルディーニュに2馬身差をつけたとはいえ、キャリア2戦で2,000m・右回りの経験がなく、1番人気に推されるにしては危うい印象です。
とはいえ、この馬を外すわけにはいきませんから、ここは相手に妙味ある馬を探していきます。
狙うは、積極的に逃げる馬がいそうにない今回、スローペースから先行して勝てそうな馬です。
○コマノインパルスはトリッキーな中山2,000mの実績(1-1-0-0)が無視しがたく、自在性のあるところも魅力です。
▲ダンビュライトは新馬戦と前走の内容を評価して、距離延長がプラスに働くと見ています。
皐月賞トライアルではありますが、陣営が、
「3着に入れば皐月賞に出られるけど、ダービーも出したいから2着までに入りたい」
と強気の発言をしているところも注目です。
ここまで◎○▲ならば29.0倍、三連単でも本線が115.5倍。
100円1点勝負での年間収支を考えたら、賭けても意味のない人気帯ではあります。
そこで、よりギャンブル性が高いものの、ハマれば楽しみな2頭を相手に選びました。
ことカデナは「4戦連続上がり最速」が喧伝されていますが、前走33.2秒なら☆ベストアプローチも負けていません。
奇しくもカデナに負けた京都2歳Sのみ、ベストアプローチは上がり最速を逃がしていますが、他3戦はいずれも最速。
京都2歳Sでも直線に向いたところで前が塞がる不利を受けながら、カデナから0.4秒差の3着。そのときは大外8枠10番でしたが、1枠1番を引いた今回、コースロスなく内を先行して不利なく進めば、カデナよりも先着する青写真が描けます。
3ヶ月半の休み明けであるカデナとは違い、使っている強みがあるのも魅力です。
ただ「ギャンブル性が高い」と書いたのは、スタートと行き脚に不安が大いにあるから。
ダイワキャグニーに0.4秒差負けた前走セントポーリア賞、スタートから先団につくことができず、大外を回して追い込む不利な競馬を強いられました。
この馬、首を下げて走るようなところがあって、エンジンのかかりが遅いのかもしれません。
ただ、評価すべきは2走前の500万条件(阪神2,000m)です。
ここでも立ち遅れてやや後方6番手からの競馬となりましたが、1,000m通過が1:04.6のスローペースとなるや3コーナー手前から早めに鞍上の手が動き、進出を開始。
結果的に、4コーナーで4番手と先行しながら上がり最速を叩き出し、逃げた勝ち馬ダノンディスタンスに半馬身及ばずの0.1秒差2着でした。
素人目の推測ですが、直線でも首が変わらず下がっていたことから、重心を低く走れていることが、トップスピードに乗ったときの爆発力を生んでいるのかもしれません。
思えば直線の短いトリッキーな中山でこそ、早めに進出して長い脚を使う競馬が活かせるはずです。
あるいは幸運にもスタートが抜群で行き脚がついた場合には、そのまま逃げても面白い。
テン乗りですが、オーシャンSでメラグラーナを導いた戸崎騎手の手腕をここは信頼したいと思います。
ベストアプローチの対極、大外枠の☆ディアシューターは、前日発売段階で10番人気、単勝約90倍まで舐められる馬とも思えません。
前走の共同通信杯はG3。
他に前走で重賞を使ったのは、コマノインパルス、ダンビュライト、グローブシアターと有力馬揃いです。強い相手と戦ってきた経験は、サトノマックスらにはない貴重な財産といえます。
(カデナは休み明けなので考慮外としています)
しかも、前走の走破時計1:47.9は、じつは同舞台で行なわれたセントポーリア賞のダイワキャグニーの勝ち時計と0.2秒しか違わず、エトルディーニュよりも半馬身分ほど速い計算です。
いずれもスローペースからの時計のかかる決着ではありますが、少なくとも1番人気馬と同程度には走れるということです。
むしろ注目すべきは、3走前のホープフルSの時計。
レイデオロに1.0秒差、グローブシアターに0.6秒差は完敗の内容ですが、これは不人気馬が逃げてミドルペースとなり、差されたケース。
先行したディアシューター自身は2:02.3でまとめており、この時計はミドルペースで流れた京成杯コマノインパルスの勝ち時計よりも0.2秒=1馬身分速いものです。
コマノインパルスの勝ち時計が平凡といってしまえばそれまでですが、同馬だって注目すべきは2走前、スローだった葉牡丹賞でレイデオロに0.2秒差迫った1:01.2だから、懸念はありません。
皐月賞の権利がかかっていることもあり、各馬が慎重に出方をうかがってスローペースになる展開を予想すればこそ、ディアシューターの持ち時計でも位置取りの優位を活かして3着内に粘り込む可能性が見出せます。
土曜日のオーシャンSを見る限り、内外の有利不利もなく、むしろ直線の外側のほうが走れている印象があったので、大外枠でも特に問題視はしていません。
ホープフルSでこの舞台を経験している大野騎手との再コンビで、一発を期待しています。
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夢の三連複フォーメーション(2)
オーシャンSは大荒れを期待したのですが、終わってみれば堅い決着でした。
◎ 4 クリスマス → 3着
○ 10 スノードラゴン → 8着
☆ 5 バクシンテイオー → 6着
【当メルマガの収支】
+9,110円
ウインムートとトウショウピストがハナを主張して前半11.9-10.8-10.9秒を刻むハイペースの中、私が選んだ3頭は冷静に折り合いをつけ、直線では大いに見せ場もあって、1着馬とは0.1秒差と0.4秒差ですから、着順ほどには大きな負けではありません。
たった100円で3万馬券の夢を見させてくれたわけですから、その健闘を称えたいと思います。
さて前回、2017年のレース結果の傾向から、3-4-5、4-5-6、5-6-7番人気の組み合わせをベタ買いしていけば、簡単に儲けが出せるのでは!?
という仮説を立てました。
しかし結論から言いますと、2016年のレース結果で検証してみたところ、あまり有効な手とは思えませんでした。
月ごとの収支が3ヶ月連続して赤字となり、4月になってようやく黒字が出せたものの、儲けは1万円にも満たない額。とても1~3月の負けを補うほどではありませんでした。
1ヶ月のうちに的中が1度もないわけではありませんが、思ったより配当がつかないことも多く、負けがこむ一方でした。
推測するに、それぞれの馬の複勝人気の組み合わせで買い目を規定した場合、レースによって三連複の売れ方にばらつきが生じるので、配当もバラバラになるのでしょう。
その点、たとえば三連複の人気順で26~35番人気を狙うという戦略のほうが、だいたい100倍前後で推移していますので、狙ったオッズ帯を正確に拾うことができそうです。
考えてみれば当たり前の話で、三連複のオッズというのは、3頭の馬それぞれの複勝人気の合計値や平均値によって算出されているわけではありません。
あくまでも3頭をひとかたまりとして、買い目の人気順に従って算出されているのです。
そこにはおそらく、
「前残りの展開を想定して先行脚質の馬だけを買う」
とか、
「外枠が有利だから外枠の馬だけを買う」
とか、個々の馬の能力以外の要素も加味されています。
だから複勝人気順と比べて、オッズの歪みが散見されるのかもしれません。
いずれにせよ、複勝人気順に基づいた「絶対儲かる買い目」など、おそらく存在しないのではないでしょうか。
世の中、そんなに美味い話がそうそうあるものではありません。
JRAが問答無用で控除額を持っていくという圧倒的に不利な前提で争う以上、勝つためには購入者の馬券知識や博才、あるいは運といった要素が介在しなければならないのだと思います。
今回の検証を通して、三連複では個々の馬の能力のみならず「3頭ひとかたまり」で捉える視点の必要性を感じました。
1着馬や2着馬だけが対象となる単勝や馬連ならいざ知らず、2桁人気が2割の確率で絡む三連系という特殊な馬券種であるからこそ、人気にとらわれない大きな視点を持ちたいものです。
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チューリップ賞の予想
◎ 10 ソウルスターリング
○ 3 リスグラシュー
▲ 4 エントリーチケット
☆ 8 ビップキャッツアイ
ソウルスターリングとリスグラシューが実績の面では飛び抜けており、桜花賞への叩き台とはいえどちらかは複勝に絡むくらいには走るでしょうから、三連系の高配当はほとんど望めなさそうなレースです。
(逆にいえば、2頭が揃って馬券を外すだけで一気に万馬券が期待できるのですが)
思考停止をすれば3-10の馬連でもワイドでも手堅くプラスにはできるでしょうが、効率の悪さは大して変わりません。
いっそ2強の馬を2・3着と想定してエントリーチケットの単勝か、あるいはビップキャッツアイの複勝で勝負するほうが潔いともいえそうです。
ビップキャッツアイは、前走の着順・走破時計が平凡とはいえ、オープンのマイル戦で逃げるサロニカに追いすがっての先行0.5秒差、ミリッサとは0.3秒差ですから、単勝300倍台は舐められすぎです。