京王杯スプリングC 三連複一本勝負
【予想】
◎ 13 ダッシングブレイズ
○ 10 レッドファルクス
▲ 1 ヒルノデイバロー
☆ 6 ダンツプリウス
【買い目】
三連複 6-10-13 100円
◎ダッシングブレイズは、大外枠で人気を落としているからこそ積極的に買いたい馬です。
2走前に道悪が幸いして上がり最速で勝っていることもプラス材料。
東京の長い坂で直線一気が決まれば、勝ち負けまであると思います。
○レッドファルクスは、今ひとつ決め手に欠けるうえに斤量58kgなので印を下げましたが、それでもスプリンターズSを制したG1馬で、前走の高松宮記念(稍重)も3着なら軽視はできません。
▲ヒルノデイバローはこの連載でも追いかけ続けている穴馬で、シルクロードS4着、阪急杯3着の実績がある割にはかなり人気が落ちているので、妙味が期待できます。
ただ、最内1枠1番に収まったことから、ダート時代のような逃げ先行が打てればよいものの、控える競馬にこだわった場合に包まれるリスクがあります。
その点、☆ダンツプリウスは、控える脚質の馬が多い今回のレースにあって、キャンベルジュニアと並んで先行意欲が旺盛な馬です。
前走(稍重)だけ見れば、5歳馬キャンベルジュニアに0.3秒負けてはいますが、4歳にしてダンツプリウスが1kg多い56kgを背負う不利もありました。
今日の雨も味方してくれるかもしれません。
キャンベルジュニアの道悪経験は、前走の一度きり。
対して、ダンツプリウスは稍重・重(0-1-1-1)と決して苦手にはしていませんので、同斤量となる今回、中5週の上積みが見込めれば、キャンベルジュニアより上に行ける可能性は充分にあると思います。
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先週の結果
先週のNHKマイルカップの結果は以下のとおり。
【予想】
◎ 1 モンドキャンノ → 9着
○ 3 アウトライアーズ → 13着
▲ 7 ジョーストリクトリ → 12着
【当連載の収支】
+7,310円
完敗でした。
2着リエノテソーロはさすがに買えません……。
ちなみに、有料配信の記事は、以下のような結果となりました。
東京6R ◎アドマイヤシナイ → 3着 的中 110円
東京7R ◎コパノビジン → 2着 的中 110円
京都9R ○ディアドラ → 1着 的中 110円
コパノビジンは最終オッズ1.1-1.2倍でヒモ荒れ期待、ディアドラは1.1-1.1倍でそもそも見送り対象ということで、回収率を下げる結果となってしまったものの、負けてはいないので損はしていません。
この2日間で勝負レースは4レース、的中率100%で回収率は122.5%となりました。
欲を言えばもう少し配当が見込めるところで勝負したかったので、結果論ですが東京8Rのカレンラストショー(160円)を狙ってもよかったかもしれません。
追記で補足したように「勝負師ならば」と注文がつくレースでしたが、川田騎手が上手い騎乗をしてくれました。
それよりも先週の記事では、見事に「見送り」予想がハマりました。
東京5Rはブライトンロックが指数上位でしたが、見送って4着。
3番人気オーサムバローズも飛んで「紛れ」の多い結果となりました。
京都7Rは単勝1.9倍、複勝1.1倍のフレグラントブレスが4着に沈む大波乱で、三連複14万馬券、三連単78万馬券を演出。
続く京都8Rでも単勝2.0倍、複勝1.1倍のアグネスリバティが4着に敗れ、三連単で万馬券となりました。
あくまで私の言う「見送り」とは、
「複勝1.1倍のリターンに比して、外れるリスクのほうが大きいので、来てしまったら仕方ないと割り切って賭けない」
ということであって、
「この断然人気馬が馬券外に飛びますよ」
という予言ではありません。
にもかかわらず、こうも見送ったレースが荒れてくれると、なんだか自分が本当に予言者にでもなったかのような錯覚に陥ってしまいそうです。
それだけ、私が構築した20項目の基準値が間違っていなかったと再確認できた出来事ではあったのですが。
NHKマイルカップ 三連複一本勝負
【予想】
◎ 1 モンドキャンノ
○ 3 アウトライアーズ
▲ 7 ジョーストリクトリ
【買い目】
三連複 1-3-7 100円
まず、人気筋から1頭、1枠1番◎モンドキャンノ。
この馬の先行脚質は1枠1番でこそ活きると考えています。
2回開催の6日目ですが、1枠1番が2勝、2着1回ですから、先行できれば不利は少ないはずです。
前走の凡走で人気を落としているところも妙味があります。
中6週とじっくり調整してからの叩き2走目、前走の大敗を覆してほしいところです。
混戦模様となりましたので、対抗は人気筋からもう1頭、○アウトライアーズにしました。
こちらも前走の凡走で人気が落ち着いており、狙いどころです。
2走ボケからの中2週で、インを突いて本来の決め手を発揮できれば、勝ち負けまであると踏みました。
穴は▲ジョーストリクトリ。
ファルコンS(6着)の予想で▲を打っておきながら、NZT(1着)では買い目から外してしまった苦い記憶のある馬です。
ファルコンSと同じ武豊に乗り替わり、鞍上得意の先行策で他馬を幻惑してくれれば、複勝圏内も見えてきます。
天皇賞(春) 三連複一本勝負
2017年4月30日(日)京都11R
サラ系4歳上オープン 定量
芝右3,200m 17頭 15:40発走
【予想】
◎ 3 キタサンブラック
○ 12 ゴールドアクター
▲ 13 トーセンバジル
☆ 7 アルバート
【買い目】
三連複 3-7-12 100円
※当記事は、27日(木)夜時点での予約配信です。
今週末はオッズ・馬体重を参照しての配信ができません、ご了承ください。
買い目の変更がありましたらツイッターでつぶやきます。
絶好の内枠3番を引いた◎キタサンブラックを、ここは外すわけにはいきそうにありません。
サトノダイヤモンドと1番人気を争うことになると思われますが、私は軍配をキタサンブラックに挙げます。
巷間いわれているように、有馬記念では2kgの斤量差があったことも理由のひとつではありますが、他にもサトノダイヤモンドにはいくつか不安な点があるように見えます。
まず単純に、4歳という幼さ。
サトノダイヤモンドの前走、阪神大賞典は確かに強い競馬をしましたが、1周目の3コーナー入り口から4コーナーにかけて、ルメール騎手がだいぶ折り合いに苦労しているようにも見えました。
実際、レースは最初にレーヴミストラルが仕掛け、次いで1周目のホームストレッチでウインスペクトルが逃げ出してしまうミドルペース。
それでも豪腕でダイヤモンドを御してしまうところが外国人騎手らしいですが、坂を二度下る京都競馬場の2ハロン延長となれば、話は別です。
春の4歳馬には、相当きつい舞台になると思われます。
加えて、当然キタサンブラックのマークがきつくなり、ヤマカツライデンの逃げ、さらには後述するようにゴールドアクターの早めの仕掛けも考えられますので、自然、先行馬に楽なペースにはなりそうにない。
となると、好位差しが理想のサトノダイヤモンドにとっても、先輩たちの迫力に呑まれてしまう可能性は捨てきれません。
とかく内枠先行が有利な現代競馬にあって、2強対決では、
「両雄並び立たず」
といった結果になることが意外と多いものです。
単純に、昨年4歳時に規格外の強さで天皇賞(春)を勝っているキタサンブラックが、今年、さらに5歳になって力をつけて出てくるわけですから、当年とって4歳のサトノダイヤモンドに負けるわけにはいきません。
サトノダイヤモンドはメディアが作り出す過剰人気も差し引いて、ここは思いきって買い目から外したいと思います。
同様の理由で、今回、4歳馬はすべて外してみました。
○ゴールドアクターは、前走叩いた上積みを期待して、人気が落ちるであろう今でこそ買いの1頭。
昨春の天皇賞では12着と惨敗していますが、1番人気に推されて4コーナーでは2位で回ってきたほどの実力馬です。
有馬記念だって0.1秒差の3着、4着馬には0.2秒突き放しています。
前走の直線、脚が止まったようにも見えたことから、実力に比して不当に人気は上がらないと踏みました。
あとは長距離実績の少なさも、この馬が買い控えられてしまう要因のひとつ。
3,000m以上のレースでは、まだ幼い3歳時の菊花賞3着しか実績がありません。
(ちなみに同9着がワンアンドオンリーでした)
ただ、私が注目したのは、2,600mですが3歳500万条件の一戦。
少頭数で相手が弱かったというのもあるのですが、3ヶ月の休み明けから余裕で逃げて1着、その後1000万条件と連勝しての菊花賞参戦につなげました。
逃げたのはこのレース1回きりですが、私の目には、前に壁を置かなくてもあっさり勝ちきれるくらいの冷静さが早くから備わっているように映りました。
ここで不気味な存在なのが、テン乗りとなる横山騎手。
「ノリポツン」
の秘策で知られ、時にファンを落胆させることもありますが、上手いときは本当に上手い騎手です。
希望していた内枠が取れなかった今回、じつは私、まるで昨年のブラジルカップでミツバがやってみせたように、ゴールドアクターが大逃げを打つ展開もひそかに期待していたりします。
ヤマカツライデンも大外、騎手たちの注目がキタサン‐サトノの攻防に集まっているとすれば、案外、ノーマークから飛び出して楽逃げという目もあるのではないでしょうか。
逆に無理をさせず、
「ポツン」
と後方待機をやらかして、やっぱり慨嘆することになるかもしれませんが。
▲トーセンバジルは、前がやりあった展開のときに、実は伸びてくるだろうと考えている1頭です。
前走は0.6秒と着差こそ離されたものの、サトノダイヤモンド、シュヴァルグランに続く3着。
しかもかなり大外を追い込むコースロスがあり、上がり3ハロンは35.8秒でメンバー2位、目の覚めるような切れ味鋭い末脚でした。
まともに内を突いて2ハロン延長すれば、逆転もできそうです。
それでなくとも包まれづらい外の7枠13番は追い込み馬にとっては好位置。
淀の3,200mでは厳しいかもしれませんが、開き直って大外一気でも面白そうです。
ただ、強い馬が積極的に火花を飛ばし合う展開になったとき、けっきょく最後に物を言うのはスタミナだったりします。
そうなると、抜群のステイヤー適性を見せる☆アルバートが気になって仕方ありません。
ステイヤーズSでは57kgと断然の1番人気を背負い、ファタモルガーナ(鞍上56kg)にクビ差1着。
5着タマモベストプレイ(同56kg)にも1.4秒と大差をつけています。
そして圧巻は前走、ダイヤモンドS。
最初の1,000m64秒のスローペースでありながら、4コーナーで後方3頭目くらいから大外を追い込んで1着、脅威の上がり最速33.4秒でした。
しかもよく見ると、見せムチと手綱を引いて追うだけで、ステッキが一度も打たれていないのだから恐れ入ります。
58kgを背負ってこの強さ。51kgだった2着ラブラドライトにさえ1馬身差以上つけています。
以下、7着9歳のファタモル爺さん(さすがにキツそう)、11着プロレタリアトもまとめて置き去りに。
昨年のこのレースでキタサンブラックに0.5秒差6着なら、まだまだ侮れません。
フローラS 三連複一本勝負
2017年4月23日(日)東京11R
サラ系3歳オープン 牝
芝左2,000m 18頭 15:45発走
【予想】
◎ 14 フローレスマジック
○ 12 ディーパワンサ
▲ 13 アロンザモナ
☆ 17 ラユロット
【買い目】
三連複 12-14-17 100円
レース前夜、東京都内の神宮球場では、ヤクルトが7回降雨コールド勝ちを収めました。
ラジオ観戦していたヤクルトファンの私は思わぬ形の完封勝利に歓喜したわけですが、数秒後、ハタと気づきました。
……東京競馬場も、日曜の馬場が荒れるのでは?
実際、気象庁のホームページによれば21時台に6mm/hの降水を記録しています。
ということで、それまで積み上げていた予想をいったん崩して、大いに冒険した買い目にしてみました。
春の東京開催開幕週ということで先行馬有利かと思いきや、良馬場で行なわれた22日(土)の芝5レースではいずれも差し・追込馬が勝利する傾向にありました。
昨年の同開催日を見てみても、やはりその傾向はあるようです。
まとまった雨で馬場が渋った日曜、時計がかかるようなら、ますます差し馬に有利ともいえそうです。
それでなくても府中の長い直線と坂は、先行馬には苦しいハードルですし。
◎フローレスマジックは、2走前に東京マイルでスローペースながら、4角10番手から差してリスグラシューに0.1秒差2着(上がり最速33.3秒)を素直に評価しました。
未勝利戦を東京の重馬場で勝っているところもポイントです。
前走も0.4秒差の3着と大きく負けてはおらず、タイムもきっちり2秒縮めてきていますから、上積みを見込んで今回、距離延長でもパワーで対応してくれるのではないかと踏んでいます。
○ディーパワンサの持ち味は好位差し。
展開の影響が少なく、5戦して上がり最速が3回、3位が1回と、しっかり決め手を活かせているところを買います。
ここ2走の着順・着差こそ揮わないものの、相手も強かったですし、左回りの中京で2勝していることから、右回りは苦手だったのかもしれません。
初めての東京競馬場ではありますが、調教でも重馬場の坂路で終い重点、最後まで力強い脚を使っているように見えたので、むしろ好舞台になりえます。
穴馬は悩んだのですが、本命対抗が堅めなぶん、☆ラユロットを選びました。
▲アロンザモナは桜花賞まで使った実力馬。2走前のチューリップ賞と比べるとかなり人気を落とした今回、妙味があるかもしれません。
稍重の京都1,400でエントリーチケットにハイペースから好位差しで勝っていることから、道悪がハマれば一発も。
ただ、前走の桜花賞も稍重で14着。
桜花賞ではレーヌミノル、チューリップで賞はソウルスターリング、こうやまき賞ではペルシアンナイトと、いずれも強い相手と戦ってきてはいますが、着差・着順はともに案外。
実績では明らかに見劣るだけに、中1週ではそれほど上積みも望めません。
その点、関東の藤沢厩舎が抽選を突破して、6ヶ月ぶりにここを使ってくるラユロットがなんだか物凄く不気味です。
前走、東京マイルでの勝ち時計は映えるものではありませんが、3戦して追込→先行→逃げと多彩な脚質を披露して2着→2着→1着。
調教も藤沢厩舎流ということで馬なりの3頭併せ、道悪への対応力は割引ですが、映像ではしっかり動いているようには見えました。
おまけに、モレイラ騎手、戸崎騎手を乗せていた馬が、なぜかいきなり新人の木幡育也騎手に乗り替わり。
単に今回は勝算が薄く、若手に経験を積ませるという意味合いがあるのかもしれませんが、それにしたって減量特典のない重賞に乗せるには早すぎる印象です。
距離も2ハロン延長となる今回、もしかしたら馬にも騎手にも強い自信があって、名伯楽が刺客として送り込んできたのかもしれません。