【2016年プラス収支!】 三連複100円一本勝負

【12月24日 阪神カップ的中!】2016年は40,000円以上のプラス収支。ご意見・お問い合わせはこちらまで → sanrenpuku100yen@gmail.com

函館スプリントS 三連複一本勝負


【予想】

◎ 10 シュウジ
○ 6 クリスマス
☆ 9 レヴァンテライオン


【買い目】

三連複 6-9-10 100円

 本命はセオリー通り1~3番人気の内から、阪神カップでも万馬券をくれた◎シュウジ
 函館は1戦して2着1回。
 強気の先行で前残りを想定して、三連複を組んでいきます。

 対抗は○クリスマス。
 名前こそ季節はずれですが、
「夏は牝馬
 といわれる通り、この時季の牝馬らしい安定感は魅力。
 内寄りの偶数枠で、好位先行を期待します。
 函館は(3-0-1-0)の得意舞台。
 軽視は禁物でしょう。

 穴馬は☆レヴァンテライオン
 前走はダートで大敗していますが、2~4走前はすべて重賞。
 京王杯2歳S、朝日杯FS、アーリントンCに引き続き、いつか穴を開けるものと信じて狙い続けてみたいと思います。
 おまけに、5走前は函館芝1,200mのG3・函館2歳Sを快勝。
 3歳牡馬で、まだまだ力強さの点では心許ないにせよ、重賞勝ち馬が斤量52kgなのは有利に働くはず。
 前走482kgと、馬格は充分。
 G1馬セイウンコウセイの56kgばかりが話題となっていますが、3歳も負けてはいられません。

安田記念 三連複一本勝負


 ※当記事は、レース当日未明時点での予約配信です。
  人気やオッズなどは締め切り直前のものを参考にしてください。

【予想】

◎ 15 イスラボニータ
○ 6 レッドファルクス
▲ 8 エアスピネル
☆ 11 ブラックスピネル
☆ 16 ロゴタイプ


【買い目】

三連複 6-8-15 100円
    11-15-16 100円


 ここらでちょっと当てにいきたいこともあり、自作の「少頭数複式馬券法」の指数で計算したところ、本命筋は単勝1・2・3番人気(レース当日未明現在)という、つまらない組み合わせになってしまいました。
 ただ、混戦といわれている今回の安田記念、三連複の人気も割れていて、6-8-15の組み合わせでも20倍近くつくのではないかと予想しており、案外、2点買いの1点とするには妙味があるのではないかと思います。

 本命馬は、阪神カップ万馬券を演出してくれた◎イスラボニータ
 DM指数も完璧、おまけに外枠ですが、きのう3日(土)の東京では芝の直線で外が伸びていました。
 顕著だったのが、私自身も◎サンクロワで稼がせていただいた東京9Rの国分寺特別。
 4コーナーを2番手で回ってきた同馬と戸崎騎手は、内に寄ることもできましたが、あえて外を選んで鋭く伸び、鞭3発+最後の見せ鞭で快勝していました。

 サンクロワ自身が強い馬だったからこそできる芸当であり、外が伸びる伸びると言われていながら届かなかった先週のアドミラブルの例もありますが、それにしたって外枠を理由に買い控える層が一定数いるとすれば、そこに配当の妙味も生まれてきます。

 ○はレッドファルクス
 距離不安は依然として囁かれているものの、とはいえG1馬。
 スプリンターズSで私に4万馬券をもたらしてくれた馬でもあります。
 前走、道悪の1,400mでも勝っており、距離不安から買い控える層が一定数いるとすれば、やはり妙味ありと言えそうです。

 ▲エアスピネルも、年明けの京都金杯でマイル戦線に転向して以降、1着→3着→2着と重賞で複勝圏内を外しておらず、4歳馬ながら(3-2-3-3)はいかにも三連複向きの成績。
 G1でも充分に期待できます。

 ただ、本線を堅くする一方で、穴馬は闊達に選んでみました。
 とはいえ、いずれ劣らぬ実力馬です。

 ☆ロゴタイプは、そもそも昨年の安田記念の勝ち馬。
 不人気サイドに甘んじているべき馬ではありません。
 展開的には、ロゴタイプイスラボニータを引っ張ってきて、伸びる外を通って連れ立って入線という青写真も描けるのではないかと思っています。

 もう1頭☆ブラックスピネルも、京都金杯エアスピネルにタイム差なしの2着ですから、ポテンシャルにさほど開きはありません。
 こちらも先行力旺盛な松山騎手に乗り替わり、イスラボニータロゴタイプとともに積極的な先行策を展開してくれれば、前残りがあるのではと思います。

競馬新聞と競馬実況


 最近、有料記事にかまけてばかりいるので、たまには無料でコラムというか、雑文を。

 先日刊行された本村凌二マイク・モラスキー著『「穴場」の喪失』(祥伝社新書)には、競馬ファンにとって、なかなか興味深い話が多く書かれています。

 その中で興味深く感じたのは、競馬新聞に関する鋭い知見でした。
 早大教授の本村氏は、このように述べています。

「日本の競馬新聞は実によくできています。あの小さな升目のなかに、馬体の情報、過去の成績など、精密なデータがほとんど入っています。イギリスやフランスの競馬新聞では、一レースを検討するのに紙面を二、三枚ひっくり返さなければなりません」

「これは、漢字文化圏の勝利と言っていいでしょう。アルファベットは二十数文字しかないため略号に限界がありますが、数千あるいは数万ある漢字は略号も無数に作れます。たとえば、京都競馬場「京」小倉競馬場は「小」になりますが、アルファベットではどちらも「K」になり、区別がつきません」

(以上、第三章「ギャンブルと文化」より引用)

 ……なるほど、と膝を打ちました。

 普段なにげなく使っている出馬表ですが、言われてみればたしかに、物凄く多くの情報量をコンパクトにまとめていたんですね。
 以前、競馬を始めたばかりの職場の同僚女性に競馬新聞の読み方をイチから教えたことがありますが、説明する事項が多すぎて、かなり骨の折れる作業でした。
 私自身、改めて良い勉強になったと思います。
 意外と、いつも見落としている欄に重要な情報が転がっていたりするので、ときどき初心に立ち返って、出馬表をくまなく見て勉強し直してみるのも面白いかもしれません。

 ちなみに、情報が凝縮されているのは文字情報だけではありません。
 
 同書に、目が不自由だけども週末の楽しみに競馬場に行く――という人の話が出てきます。
 その感覚、なんとなくわかるような気がします。

 幼い頃から父が競馬を見ている横で育った私にとって、ある意味で競馬の実況は子守唄のようなものでした。
 次から次へと澱みなく繰り出される言葉の数々、小気味良い調子と随所に差し挟まれる的確な情報、そして3コーナーから直線にかけての盛り上がり。
 画面を見ていなくても、まるでレースの様相が目の前にまざまざと浮かび上がるかのようです。
 子どもの頃から、意味がわからないなりに、競馬実況を聞くのは好きだった記憶があります。
 あらゆる情報を紙で、そして音声で網羅し、伝える努力を続けてきたからこそ、日本の競馬文化はここまで発展してきたのかもしれません。

「ギャンブルの良さは、……一〇〇円でも賭けることにより、スペキュレーション(分析、推察)に真剣味が帯びることです」

 とは、同書の帯にも引用されている本村氏の言。

 競馬はお金の奪い合い、金融ゲームですが、もう一方で推理ゲームという側面もあります。
 金融ゲームは参加者同士との戦いですが、推理ゲームは己との戦いです。
 いかに的中率を上げていくか、いかに少ない買い目で当てていくか。
 楽しみは尽きません。

 今日も競馬を楽しんでいきましょう。
 

 

「穴場」の喪失(祥伝社新書)
 

 

先週の結果

 
 先週のダービーの結果は以下のとおり。


【予想】

◎ 11 ペルシアンナイト → 7着
○ 12 レイデオロ    → 1着
▲ 7 アルアイン    → 5着
☆ 10 ベストアプローチ → 9着


【買い目】

三連複ボックス 7 10 11 12 100円

【当連載の収支】

+6,510円


 レイデオロ、単複のオッズに妙味があったので、素直にそこを狙ってもよかったかもしれませんね。
 当連載でも、二つ目の的中を出して収入額を上げたいところです。

 ちなみに、有料配信の本命馬の成績は、下記の通りとなりました。

【本命馬◎○通算成績】

18レース中14レース的中


払戻金 1,960円
的中率   75%
回収率  109%

(小数点以下四捨五入)

東京優駿 三連複一本勝負

 

【予想】

◎ 11 ペルシアンナイト
○ 12 レイデオロ
▲ 7 アルアイン
☆ 10 ベストアプローチ


【買い目】

三連複ボックス 7 10 11 12 100円


 要は、1・2・5着と、3万馬券まであと約半馬身差で涙を呑んだ皐月賞のリベンジです。

 1番人気が大外18番のアドミラブルであることは知っています。
 青葉賞を脅威のレコードで優勝したことも知っています。
 前日27日(土)に行なわれた東京芝コースの5レースすべてで、大外8枠の馬が5連勝した傾向も把握しています。

 それでも、私に皐月賞の買い目を動かすつもりはありません。
 アドミラブルが人気を集めてくれるなら、むしろオッズが美味しくなるので歓迎です。

 いくら前日に内が伸びず、外差しが決まったとはいっても、前日に降った雨の影響で多少パワーの要る馬場になっていた可能性があります。
 最近の園芸技術の進歩なのか、はたまたJRAの陰謀なのか知りませんが、一夜明けてみたらすっかり水はけがよく、内寄りでも伸びる馬場に変貌している可能性はあります。

 厳然と存在しているのは、過去10年で8枠が(0-1-0-28)という圧倒的な苦戦ぶりを示すデータです。
 巷間いわれるように、今年3月から3戦しているアドミラブルの疲れが、ここに来て出てくる可能性は充分にあります。

 ただ、皐月賞で買った3頭に加えて、穴として気になるのは☆ベストアプローチです。
 先行でも追い込みでも自在に動ける馬なので、自ら道を切り拓いて隣のペルシアンナイトやレイデオロを連れてきてくれてもいいし、ペルシアンナイトやレイデオロの後から尾いてきてくれてもいい。
 そもそもアドミラブルがいなければ、ベストアプローチ自身も青葉賞のレースレコードを0.1秒更新できるタイムで入線してきた馬です。
 優先出走権を得ての参戦ですから、実力は充分。

 最近、個人的に複勝で儲け続けていることもあり、ここは思いきって年に1度の競馬の祭典、5頭ボックスで「勝負賭け」してみたいと思います。
 

オークス 三連複一本勝負


【予想】

◎ リスグラシュー
○ モズカッチャン
▲ フローレスマジック
☆ モーヴサファイア


【買い目】

三連複 1-3-14 100円
    1-5-14 100円


 本命は◎リスグラシュー
 スローペースだったアルテミスSを4角7番手から差し切った強い勝ち方を支持します。
 仮にソウルスターリングが絶好枠から先行しても、差し届くのではないかと思います。

 対抗筆頭は○モズカッチャン。
 前走フローラS、上がり最速で東京芝2,000mを勝っていることが第一の理由ですが、ソウルスターリングのひとつ内の1枠1番に入ったことが第二の理由です。

 今日の有料配信で詳しく解説していますが、先行馬は内枠の先行馬を連れてくる。
 この原則に従えば、1番人気になるであろうソウルスターリングが作る道を、伏兵モズカッチャンが上がってきても不思議はありません。

 穴馬は、同じくフローラSでモズカッチャンと差のない3着、▲フローレスマジック
 リスグラシューともアルテミスSで叩き合いを演じて2着に入りました。
 5番人気程度にくすぶる馬ではありません。

 ただ、◎○▲の三連複ではおそらく90倍程度。
 万馬券には届かないと思われます。

 そこでもう1頭、☆モーヴサファイアを挙げておきます。
 前走1着からの昇級いきなりのG1挑戦ですが、平坦な小倉競馬場とはいえ芝2,000mの勝ち時計はフローレスマジックよりも上。
 3走前には、オープン競走でアメリカズカップきさらぎ賞1着)に0.1秒差2着の実績もあります。
 モズカッチャンとともに、果敢にソウルスターリングに競りかけて先行していければ、ソウルスターリングを打ち負かして大穴を開ける可能性もゼロではありません。
 

 

ヴィクトリアマイル 三連複一本勝負


【予想】

◎ 4 ソルヴェイグ
○ 11 ミッキークイーン
▲ 15 フロンテアクイーン
☆ 16 クリノラホール


【買い目】

三連複 4-11-16 100円


【番外編】

単勝 16 100円


 ◎ソルヴェイグは、内枠の偶数番を引いたことから迷わず買い目に加えました。
 距離不安から人気を落としているのも歓迎です。
 たしかにマイルの実績は桜花賞の17着しかありませんが、2枠4番から控えて内を突こうとするも、スローペースで展開が向かず、前が詰まって出ていけない不利もありました。
 好位先行が身上の馬ですから、まだ若い3歳時の桜花賞では、この馬本来の競馬ができていなかっただけのこと。
 G1・スプリンターズSでタイム差なし3着は、やはり軽視できません。
 事実、前日には同1着のレッドファルクス京王杯SCを制しています。

 ○ミッキークイーンは、さすがに説明不要でしょう。
 鞍上が不安な浜中騎手といえど、G1で2勝、前走G2でも1勝を挙げている絶好調の馬を外すわけにはいきません。
 馬場も完全に回復するかは未知数で、重馬場だった前走の勝ちには価値があります。

 ▲フロンテアクイーンは個人的に追いかけている馬。
 前走・福島牝馬Sでウキヨノカゼにタイム差なし2着ですから、充分な重賞好走歴といえます。
 2015年に大波乱を演出した「あの」ミナレットと同じ福島牝馬S組。
 じつは近5年で2回、福島牝馬S組が馬券圏内に食い込んでいますので、穴を開けてくれてもおかしくはありません。

 ただ今回、フロンテアクイーン以上にどうしても匂って仕方がないのが、☆クリノラホールです。
 ほぼ最低人気に甘んじている馬なのですが……なぜか穴党の勘が騒ぐのです。

 まず出馬表を見て、
「お前は素人か」
 とお叱りを受けるのを覚悟で、単純に5走前~3走前に3連勝しているのが目を引きます。
 クラス分けの仕組みを理解していない初心者が落ちやすい陥穽のひとつですね。
 しかし、それにしたって3連勝はなかなかできることではありません。

「同じ3連勝ならジュールポレールも達成しているだろ」
 と再び突っ込まれそうですが、ジュールポレールは4走前~2走前での3連勝です。
 前走こそG3でミッキークイーンの0.3秒差3着と好走していますが、叩き2走でここを迎えるミッキークイーンと違い、ジュールポレールは叩き3走目。
 中4週が開いたとはいえ、力の要る重馬場の疲れが残っていないとも限りません。

 その点、クリノラホールは今回が叩き2走目になります。
 前走こそミッキークイーンに斤量差もありながら1.5秒差と完敗しましたが、ハイレベルなG3、G2と経験してからの初のG1。
 もし展開が向いて前がハイペースで流れて、3連勝時、芝1800mでいずれも33秒台の上がりを叩き出した驚異的な末脚を活かすことができれば、まさかまさかの単勝万馬券も有り得るんじゃないかと半ば本気で思っています。

 単勝万馬券
 ファンなら一度は当ててみたいロマン溢れる馬券です。