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【2016年プラス収支!】 三連複100円一本勝負

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堅いレース、荒れるレース(2)

【コラム】複式呼吸の競馬論


 レースが荒れるか荒れないか。
 その予想法を探るために、三連複の人気傾向について、次の基準を設けて検証しました。

・1番人気のオッズが9.9倍以下か、10倍以上か
・1番人気と2番人気のオッズに、どれほどの差があるか
・オッズ9.9倍以下の買い目が、当該レースでいくつ存在するか

 検証の対象としたのは、2017年に行なわれた主要4場(といっても、阪神は未開催ですので、都合3場)の全360レース。
 その人気の偏り具合を分析し、実際の払い戻しと比べてみると、ある有意な相関関係を見出すことができました。

 まず、全360レースの払戻金額の平均は22,251円。
 巷間いわれている三連複の配当平均と、だいたい変わらない数字かと思います。

 次に三連複1番人気のオッズ帯ごとに分けた払い戻し平均額は、以下のとおりとなりました。

 1.0~9.9倍……11,727円
 10~14.9倍……23,167円
 15~19.9倍……29,390円
 20~24.9倍……64,983円
 25~32倍………46,504円
 全体……………22,251円

 たしかに1番人気が9.9倍以下となったレースでは、平均よりも低い配当で決着しているようです。
(該当したのは360件中135件で、出現率は37.5%でした)
 しかし、それでも充分に万馬券を狙えそうな平均額ですから、まだまだ有意な結果とはいえそうにありません。

 事前に予想したとおり、人気筋が過剰に売れてしまう分、有力馬が馬券から外れた場合に極端に高い配当がつき、平均を押し上げていることがわかりました。

 7.3倍の時に147,630円が1件。
 8.2倍の時に108,230円が1件と、267,410円が1件、確認できました。

 暫定のボーダーライン9.9倍では、まだ有力馬の能力がずば抜けて高いとはいえず、他馬の付け入る隙が大きく残ってしまっていたようです。

 そこで、1.0~9.9倍のオッズ帯をさらに4.9倍までで区切ってみたところ、以下のような結果となりました。

 1.0~4.9倍……1,988円
 5.0~9.9倍……14,096円

 まだサンプル数が360件では少ないかもしれませんが、今度こそ、現状では有意な結果が得られたといえそうです。
 1番人気が1.0~4.9倍となったのは27件で、出現率は7.5%。
 万馬券の出現は1件のみ(34番人気/17,070円)でした。
 逆に1~3番人気の決着となったのが実に14件と、2回に1回の割合で出現しています。

 27件中、複勝1番人気の馬が複勝圏内を外したのは4件。
 その4件でも複勝2番人気の馬は必ず馬券に絡んでおり、1・2番人気の馬が揃って着外になった例はありません。
 1番人気のオッズを4.9倍以下で区切ると、かなり強い人気馬を抽出することができそうです。

 ところで、例えば1番人気のオッズが10.2倍であっても、2番人気のオッズが20.2倍であれば、その1番人気は飛び抜けて売れていることになり、的中率が高いと仮定できます。

 そこで、1番人気と2番人気のオッズにどれほどの差があるかについても、同様に検証を行なってみました。
 しかし残念ながら、この観点からはあまり有意な結果を見出すことができませんでした。
 開きが小数点以下、1.9倍以下、2.9倍以下……と区切って調べましたが、どの数値帯でも払い戻しの平均は22,251円に近い値となります。

 唯一、その差が3.0~4.9であった場合に、払い戻し平均が10,679円と低い値を見せたのですが、10万円以上の高額馬券が2回も出ているだけに、何ともいえません。
 極端に人気が偏り過ぎないちょうどいい開き具合なのか、何なのか。
 引き続き検証すべき課題であると思います。

 最後に、1つのレースで有力馬の数がぴったり3頭である場合に、どれか1頭が馬券から外れたときのリスクを検証します。

 オッズ9.9倍以下の買い目が当該レースで複数存在すれば、力の抜きん出た馬が4頭、5頭と多くいて、堅い決着になる確率がより高くなると仮定できます。

 検証の結果、9.9倍以下のオッズの個数で分けた平均払い戻し金額には、以下のような相関関係が見られました。
 
 5個……1,065円(2件)
 4個……3,010円(3件)
 3個……5,822円(17件)
 2個……7,938円(34件)
 1個……15,546円(79件)
 0個……28,454円(225件) 

 1番人気のオッズが9.9倍であった全135件のうち、10万円以上の配当がついた3件では、2番人気は10.0倍以上ついていました。
 ひとつのレースの中で9.9倍以下の組み合わせが多くあればあるほど、より堅い決着になりやすいといえそうです。

 以上のことから、三連複の上位人気帯において、

 1.1番人気が1.0~4.9倍である
 2.9.9倍以下の買い目が複数(できれば3個以上)存在する

 この要件のいずれか、ないし両方を満たす場合に、特に堅い決着になる傾向があるようです。

 ちなみに、昨年の報知杯弥生賞などが、この極端な例でした。
 マカヒキリオンディーズエアスピネルが3強と囃したてられたこのレース、1番人気は実に1.9倍と、まず有り得ない驚愕の数字。
 タイセイサミット(3着エアスピネルから5馬身差で4着)を絡めた2番人気も8.8倍であり、上記の要件を両方とも満たしていました。

 結果は案の定、1番人気のガチガチの決着。
 12頭立てで、単純計算すれば0.45%の賭けに勝っても2倍返ってこないとは、これほど分のない賭けもそうそうありません。

 ちなみに2月19日に私が三連単を当てた東京2Rも、2番人気が8.4倍で、後者の要件を満たしていました。

 今後は、この2要件を判断基準とし、場合によっては穴狙いを避けることになるかもしれません。

 とはいえ「競馬に絶対はない」のもまた事実。
 どのレースにも、最低人気の決着となる可能性は存在します。

 あくまでも私が導き出した2要件は、可能性を絞り込む補助ツールに過ぎません。
 サンプル数が少ないので、さらなる検証も必要かと思います。
 この2要件をアレンジして、本命党として大勝負に出るのは読者の皆様個人個人の自由ではありますが、私は一切の責任を負いかねますので、くれぐれも悪しからずご了承くださいませ。

 

 

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