【2016年プラス収支!】 三連複100円一本勝負

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前走を研究する 大阪杯全頭解説(1)

 
 先週の高松宮記念の結果は以下のとおり。


【予想】

◎ 13 ソルヴェイグ   → 9着   
○ 9 シュウジ     → 15着
▲ 17 ナックビーナス  → 8着
△ 2 フィエロ     → 5着
☆ 7 レッドファルクス → 3着


【当連載の収支】

+8,310円


 勝ったセイウンコウセイが強かったといえばそれまでですが、逃げたシュウジの折り合いがつかず最初の1,000m56.5秒のハイペース、直線は外に大きく膨らみすぎてバラけた状態からの混戦模様では、予想のしようがありませんでした。
 先行勢がミドルペースくらいには抑えて、内もしっかり締めてほしかったところです。

 さて、気を取り直して、今週の日曜メインは新設G1・大阪杯
 G1としての施行データは過去に存在しない分、G2時代のデータを過信しすぎては実情にそぐわないかもしれません。
 そこで重要になってくるのが、個々の馬の能力の比較。

 今週は前走のレース映像に着目し、全14頭のペース・脚質・直線の攻防などから、勝利のヒントを探っていきたいと思います。


 大阪杯は、阪神芝右2,000m、コーナー4つの内回りコースで行なわれます。
 参考程度に留めるべきですが、内枠の複勝率25.8%、先行馬の複勝率37.3%(JRA-VAN過去3年のデータより)となっています。
 これを踏まえたうえで、前走の各レースを見ていきましょう。 


金鯱賞(中京芝左2,000m)組

●1着 ヤマカツエース

 3枠6番から1000m1:00.4の比較的スローペースで、直線横一列の展開。
 馬群の中ほどを突き抜けて差して0.2秒差の1着でした。
 メンバー中、唯一57kgを背負っての勝利には価値があると思われます。
 勝ち時計1:59.2(34.7)、上がり3ハロンはメンバー3位の好タイムでした。

 2000(4-0-1-4)
 右(5-1-1-10)
 先行(3-0-1-6)
 差し(3-1-1-4)
 阪神(0-0-0-4)


●2着 ロードヴァンドール

 8枠15番のコースロスがありながらも、積極的に逃げてスローペースを演出。
 ヤマカツエースより1kgの斤量有利があったものの、わずか0.2秒差でした。
 欲を言えばもう少しスロー(1:01~1:03くらい)で回して欲しかったところですが、重賞で勝ちにいくにはそれなりのリスクを負わなければならなかったということでしょうか。
 マルターズアポジーキタサンブラックと逃げ馬が3頭も揃った今回の大阪杯。 ペースが流れた場合には、先行勢に厳しい展開も予想されます。

 2000(3-3-2-1)
 右(4-3-2-5)
 逃げ(3-4-1-3)
 阪神(1-1-1-1)


●3着 スズカデヴィアス

 4枠8番から比較的スローペースを10番手追走し、ヤマカツエースより外を回して差して3着。
 差し馬には向かない展開、そして13番人気を覆す激走でした。
 ヤマカツエースより1kgの斤量有利があったものの、その差は外を回した分の0.2秒。
 上がり34.6秒は上回っていますから、展開・位置取り次第では逆転の可能性も秘めています。

 2000(2-0-1-3)
 右(3-1-0-13)
 脚質は問わず、各1勝ずつ
 阪神(1-0-0-3)


●6着 ステファノス

 3番人気、スローペースの展開から追い込んで6着。
 追い込みの利かない展開だった割には、健闘したほうだと思われます。
 ヤマカツエースより1kgの斤量有利があったうえに0.3秒差がついてしまったものの、香港カップ3着からの帰りであったことを鑑みれば、叩き初戦としては上出来だったのではないでしょうか。
 
 2000(0-2-1-2)
 右(3-2-2-3)
 差し(2-2-2-5)
 追込(1-0-1-3)
 阪神(1-1-1-1)

 上記データは中央競馬のものです。
 距離に若干の不安が残るものの、香港カップは同距離でした。
 脚質的に、金鯱賞のように控えすぎると厳しいかもしれません。


●12着 アングライフェン

 スローペースという向かない展開から追い込んで15番人気12着。
 とはいえ着差は0.5秒、上がりはメンバー2位タイでした。

 2000(3-1-1-5)
 右(3-2-1-6)
 先行(2-2-2-1)
 阪神(0-1-0-2)


中山記念(芝右1,800m)組

●2着 サクラアンプルール

 5枠5番から、1000m1:01.4のスローペースという向かない展開で後方控えて、冷静に内を突いて差して2着は評価すべき内容です。
 前残りのネオリアリズムに0.1秒差と迫りました。
 上がり3ハロン33.8秒は、アンビシャスに並んでメンバー最速タイ。
 アンビシャスより斤量1kgの有利があり、位置取りの差もありましたが、再び内を突ければアンビシャスより上に行ける可能性も秘めています。
 斤量57kgも背負い慣れており過去(2-1-1-1)で、唯一の馬券圏外も4着でした。

 2000(2-1-1-2)
 右(3-1-1-2)
 先行(3-0-0-2)
 差し(0-3-1-1)
 阪神未経験


●4着 アンビシャス

 6枠7番から、スローペースで外を回して差し、0.2秒差4着。
 勝ち馬ネオリアリズムが同斤量の57kg、3着ロゴタイプが58kgでしたが、展開の差もあって前に残られました。
 上がりは最速タイでしたから、悲観する必要はありません。
 天皇賞(秋)4着から4ヶ月の休み明けだった中山記念は叩きだったと考えれば、上々の出来です。

 2000(2-0-0-2)
 先行(2-0-2-1)
 差し(3-0-0-3)
 右(4-1-1-2)
 阪神(2-0-1-1)

 
 さすがG1というだけあって、甲乙つけがたい馬ばかりです。
 残り7頭は明日の記事で。
 三連複一本勝負の予想では、さらに競走成績を遡って検証していきます。