桜花賞 三連複一本勝負
2017年4月9日(日)阪神11R
サラ系3歳オープン 牝 定量
芝右1,600m 17頭 15:40発走
【予想】
◎ 14 ソウルスターリング
○ 6 リスグラシュー
☆ 9 ゴールドケープ
【買い目】
三連複 6-9‐14 100円
個人的な事情により9日(日)の当日配信ができないため、前日時点での予想をお伝えしたいと思います。
◎ソウルスターリングについては、何も言うことはないでしょう。
3歳牝馬G1で何が起こるか未知数とはいえ、さすがにこの馬を外すわけにはいきません。
基本的に先行有利な競馬という競技にあって、常に4コーナーを5番手以内で回して他馬を寄せつけずに完勝する姿は圧巻そのもの。
よく、一昨年のルージュバック、昨年のメジャーエンブレムと、断然の1番人気を背負って大敗した関東馬が引き合いに出され、ソウルスターリングも磐石ではないとする意見もありますが、過去2年はいずれも控えての負け。
道悪で差しが届かない展開になればなおさら、複勝圏内には入ってくるものと信頼できます。
雨で内の馬場が荒れるとすれば、7枠14番から被せていけるところも魅力です。
相手は○リスグラシュー。
じつは、それほどソウルスターリングとは差がないのがこの馬だと私は思っています。
2走前の阪神JFではソウルスターリングに0.2秒及ばず2着でしたが、1枠2番で先行したソウルスターリングに対して、リスグラシューは大外8枠18番のコースロスがありながら差しての1馬身差。
上がり3ハロン34.5秒は、ソウルスターリングより0.3秒早く、もちろんメンバー最速でした。
そして前走チューリップ賞は0.4秒離されて3着と負けたことで、今回人気が下がっていることも狙いたい一因です。
ソウルスターリングと2馬身離れたとはいえ、それも同じ王道ローテを組んでいて、3ヶ月の休み明け、叩き初戦でのこと。
走破時計は1:33.6と、2走前よりきっちり0.6秒縮めています。
ひと叩きした上積み次第では、ソウルスターリングを負かす展開もあるのではないかと期待できます。
内枠の偶数3枠6番も好材料。
じつは、この馬で私が評価したいのは前走でも2走前でもなく、4走前の阪神1,800mで行なわれた未勝利戦です。
3枠5番からミドルペースを3番手先行して直線抜け出すと、ほとんど持ったまま上がり最速34.4秒で駆け抜けてガンサリュート(のち京成杯タイム差なし2着)に0.7秒、じつに4馬身差をつけるぶっちぎりの快勝でした。
馬というのは本来、集団で走る生き物なのだそうで、後ろから追い抜いて前に出るというのは、本能にはない行動らしいです。
そのため、抜け出すと「遊ぶ」と言われています。
あのサトノダイヤモンドでさえ、有馬記念の一連の報道で「抜け出すと遊ぶクセがある」と指摘されていました。
その点、リスグラシューはデビュー間もない9月の2歳時で、既に抜け出しても真面目に走れるようなメンタルを身につけていたように思えます。
基本的に脚質は差しですが、3枠6番を引いた今回、ソウルスターリングをマークして好位先行しても面白いかもしれません。
そしてもう1頭は、阪神JF、フィリーズレビューと続けて☆を打ち続けてきた期待の穴馬☆ゴールドケープ。
前走のフィリーズレビュー、見事3着と大健闘して優先出走権を掴み取ってくれたときから、この馬を買おうと決めていました。
1着カラクレナイに0.3秒差、2着レーヌミノルにも0.1秒差負けてしまったものの、本来なら先行意識の強いはずのこの馬が、7枠13番からハイペースとなるや器用に控え、上がり最速の34.4秒(カラクレナイと同タイム)で追い込む展開となりました。
折り合いをつけることを覚えて走りの幅を広げ、しっかりと決め手があるところも見せてくれたという意味では、3ヶ月の休み明け初戦、とても意義ある3着だったと思われます。
2勝はともに先行して挙げていますが、前走により追い込んで(0-0-1-1)、差しても(0-0-1-1)となりました。
もちろん桜花賞では先行してほしいところですが、自在性を獲得できたのは強みです。
人気薄のショーウェイや大外カワキタエンカなどに逃げる可能性があるので、折り合いをつけて好位差しの末脚を見せてくれれば、3着までなら大いに有り得ると期待しています。
3走前の500万条件(京都芝マイル)では、重馬場でハイペースながら先行してディアドラ(のちアネモネS2着。桜花賞では8枠17番)に2馬身差、上がりも最速の快勝を収めており、道悪の心配もありません。