夢の三連複フォーメーション(2)
オーシャンSは大荒れを期待したのですが、終わってみれば堅い決着でした。
◎ 4 クリスマス → 3着
○ 10 スノードラゴン → 8着
☆ 5 バクシンテイオー → 6着
【当メルマガの収支】
+9,110円
ウインムートとトウショウピストがハナを主張して前半11.9-10.8-10.9秒を刻むハイペースの中、私が選んだ3頭は冷静に折り合いをつけ、直線では大いに見せ場もあって、1着馬とは0.1秒差と0.4秒差ですから、着順ほどには大きな負けではありません。
たった100円で3万馬券の夢を見させてくれたわけですから、その健闘を称えたいと思います。
さて前回、2017年のレース結果の傾向から、3-4-5、4-5-6、5-6-7番人気の組み合わせをベタ買いしていけば、簡単に儲けが出せるのでは!?
という仮説を立てました。
しかし結論から言いますと、2016年のレース結果で検証してみたところ、あまり有効な手とは思えませんでした。
月ごとの収支が3ヶ月連続して赤字となり、4月になってようやく黒字が出せたものの、儲けは1万円にも満たない額。とても1~3月の負けを補うほどではありませんでした。
1ヶ月のうちに的中が1度もないわけではありませんが、思ったより配当がつかないことも多く、負けがこむ一方でした。
推測するに、それぞれの馬の複勝人気の組み合わせで買い目を規定した場合、レースによって三連複の売れ方にばらつきが生じるので、配当もバラバラになるのでしょう。
その点、たとえば三連複の人気順で26~35番人気を狙うという戦略のほうが、だいたい100倍前後で推移していますので、狙ったオッズ帯を正確に拾うことができそうです。
考えてみれば当たり前の話で、三連複のオッズというのは、3頭の馬それぞれの複勝人気の合計値や平均値によって算出されているわけではありません。
あくまでも3頭をひとかたまりとして、買い目の人気順に従って算出されているのです。
そこにはおそらく、
「前残りの展開を想定して先行脚質の馬だけを買う」
とか、
「外枠が有利だから外枠の馬だけを買う」
とか、個々の馬の能力以外の要素も加味されています。
だから複勝人気順と比べて、オッズの歪みが散見されるのかもしれません。
いずれにせよ、複勝人気順に基づいた「絶対儲かる買い目」など、おそらく存在しないのではないでしょうか。
世の中、そんなに美味い話がそうそうあるものではありません。
JRAが問答無用で控除額を持っていくという圧倒的に不利な前提で争う以上、勝つためには購入者の馬券知識や博才、あるいは運といった要素が介在しなければならないのだと思います。
今回の検証を通して、三連複では個々の馬の能力のみならず「3頭ひとかたまり」で捉える視点の必要性を感じました。
1着馬や2着馬だけが対象となる単勝や馬連ならいざ知らず、2桁人気が2割の確率で絡む三連系という特殊な馬券種であるからこそ、人気にとらわれない大きな視点を持ちたいものです。
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