フラワーCの予想
※今週は既に200円賭けていますが、3日間開催なので100円多く勝負してみたいと思います。
2017年3月21日(月・祝)中山11R
サラ系3歳オープン 牝 別定
芝右1,800m 13頭 15:45発走
【予想】
◎ 1 ディーパワンサ
○ 3 モリトシラユリ
☆ 6 シーズララバイ
【買い目】
三連複 1-3-6 100円
昨日のサトノダイヤモンドほどではないにせよ、ファンディーナが圧倒的な人気となっています。
しかし、中山は基本的に外枠不利。
8枠12番の逃げ・先行では、コースロスも心配です。
2番人気デアレガーロも逃げ・先行馬。
キャリア2戦で2連勝していますが、これはともにスローペースからの勝ちでした。
昇級初戦となる今回は相手が強くなり、ミドルペースくらいで流れた場合、勝算は未知数です。
そこで今回は、上位人気2頭が後続の目標にされて、2頭とも差される展開を予想したいと思います。
そのためにまず、目標となるタイムを概算します。
ファンディーナは中山1,800mの経験がなく、前走は京都同距離で1:50.6。
新馬戦も京都で1:50.0でした。
ちなみに、新馬戦の9馬身差の圧勝が、この馬にとっては幸か不幸か、過剰人気の一因になっていると思われます。
世間はソウルスターリングを負かすことのできるライバルを求めているのかもしれません。
デアレガーロは前走中山1,800mで1:49.8。
それなりの好時計ですが、500万条件でのことですから、オープン重賞で戦ってきた馬が戦列に加われば話は別です。
以上のことから、コーナー4つのタフで時計のかかるコース特性を考慮に入れて、1:50.0以内で差し届きそうな馬を探していきます。
まず挙がるのが◎ディーパワンサです。
2走前、デイリー杯2歳Sでスローペースから差してわずか0.1秒差の4着。
上がり3ハロンはメンバー中最速の33.6秒でした。
3走前の報知杯中京2歳Sもスローペースから差して1着。
上がり3ハロンはやはり最速の34.2秒でした。
展開に左右されない非凡な決め手を持っていることがわかります。
前走はG1の大舞台、阪神JF。
今回と同じ1枠1番からミドルペースとなった展開で、1枠2番ソウルスターリングの後ろにつけて、これを目標に差そうとしました。
結果は0.8秒差の4着、走破時計は1:34.8。
勝った馬が強かったものの、内枠の位置取りを利して外に出さずに内を割れたのは好材料でした。
このとき2着リスグラシューも、チューリップ賞3着。
同3着レーヌミノルも、斜行しながら先週フィリーズレビュー2着に入りました。
相手関係の強さを考えたら、悲観視する必要はありません。
正直、1番人気でもおかしくないくらいに思っていましたので、やや人気が落ちた今回は狙い目でもあると思います。
買い控えられる要因のひとつは、おそらく3ヶ月半の休み明けであることでしょうか。
また、近3走は1,600mで、1,800mの経験がないことも不安要素かもしれません。
ただ、2走前は2ハロン延長すれば勝てていたであろう競馬でした。
3走前も大外を回ってコースロスあっての差しきり勝ち。
基本的に私は距離延長は割り引くことが多いのですが、この馬に関しては例外です。
距離延長をむしろ歓迎として、好走を期待しています。
対抗は○モリトシラユリです。
前走クイーンC、ミドルペースから追い込みますが届かず、アドマイヤミヤビに1.5秒差8着。
ただし東京1,800mでタイム1:34.7(35.3は上がり2位)は、前述した阪神JFのディーパワンサより上でした。
2走前のG3フェアリーSでは、ハイペースに恵まれたとはいえ、ライジングリーズンに0.2秒差の3着。
マイルでしたが中山の適性を示しました。
3走前の中山ダート1,800mでは先行して4馬身差勝ちも収めており、内枠に入った今回は、器用に先行できても可です。
4走前の未勝利戦、東京1,800mではミドルペースから差して2着。
稍重ながら走破時計は1:50.1で、上がり最速35.0秒を記録しています。
関西馬のディーパワンサを得意の地元で迎え撃つ格好になり、2頭ともに内を突いて抜け出せば、逆転もあるのではと考えています。
穴馬は☆シーズララバイ。
新馬戦、中山マイルでスローペースから差して、ヒストリアに0.2秒差4着、上がり最速34.2秒。
続く未勝利戦、東京1,800でもスローペースから差して、レッドローゼスに0.3秒差3着、上がり最速33.9秒。
展開が向かなくても馬券圏内を狙える決め手を示しました。
3走前は、稍重の東京2,000mでスローペースから先行して初勝利。
2走前、今回と同舞台となる中山1,800m若竹賞では、スローペースから先行して0.7秒差の4着でしたが、時計は1:49.0でしたから悪くはありません。
このとき差して勝ったウインブライトは、19日(日)にG2スプリングSを勝ちました。
そして前走フリージア賞(東京2,000m)は、スローペースから追い込んで届かずも、0.4秒差の6着。着順ほどには負けていません。
33.9秒の上がりもメンバー中2位でした。
このとき勝ったトリコロールブルーは、スプリングSでも0.3秒差5着と健闘したばかり。
強い牡馬相手に戦ってきた経験は、牝馬限定となる今回に活きてくれるはずです。
距離延長組が13頭中8頭いる中、距離短縮も歓迎すべき材料です。
しかもカク地馬のヴィーナスアローを除き、他馬はすべて乗り替わり。
過去5戦とも手綱を取っている柴田善臣騎手なら、人気を覆す好走もしてくれるのではないかと期待しています。
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阪神大賞典の結果
昨日の阪神大賞典の結果は以下のとおり。
【予想】
◎ 3 シュヴァルグラン → 2着
○ 2 ウインスペクトル → 10着
▲ 1 スピリッツミノル → 5着
△ 8 タマモベストプレイ → 4着
【当連載の収支】
+8,610円
ウインスペクトルは残念ながら大差で最下位となってしまいましたが、私が思い描いていたように前走を彷彿させるトリッキーな仕掛けで、積極的に勝ちにいった結果としての負けなので、頑張ってくれたと思います。
その他の馬も5着までには来てくれたので、また次回、機会があれば改めて。
しかし、払戻金を見ると悲しくなるような数字が並んでいますね。
「穴党も今日ばっかりはサトノ‐シュヴァルに乗らないと下手くそだ」
と言う本命党の人たちもいるかもしれません。
しかし、それはあくまで結果論だと私は思います。
競馬に絶対はありません。
たとえば私などは負けてもたったの100円。
穴党は穴党として、リスクヘッジをしながら長いスパンで収支を見て、それぞれ自分の戦略を貫いていける人が、年間収支をプラスにできるのだと考えています。
阪神大賞典 三連複一本勝負
※この記事はレース当日朝時点の配信です。
馬体重・パドック等のデータを考慮に入れていません。
2017年3月19日(土)阪神11R
サラ系4歳上オープン 別定
芝右3,000m 10頭 15:35発走
【予想】
◎ 3 シュヴァルグラン
○ 2 ウインスペクトル
▲ 1 スピリッツミノル
△ 8 タマモベストプレイ
【買い目】
三連複 1-2-3 100円
出走頭数10頭と少ないなかで、もはや既にオッズの分布はサトノダイヤモンドとシュヴァルグランの一騎打ち状態と化していますが、私は敢えて穴党として、有馬記念の勝ち馬を外すという暴挙に出てみました。
――5歳馬が意地を見せるか!
というのが今日の予想のテーマです。
まず、このレースが行なわれる阪神芝3,000mという特殊なコースの特性について検討してみたいと思います。
阪神大賞典のみで使われるこのコース。
必然的にサンプル数が少なくなり、統計上の確かさが乏しくなってしまうものの、コース特性を把握することは、そのまま阪神大賞典というレースそのものの傾向を知ることにもなります。
調べてみると、阪神芝3,000mは圧倒的に、
「内枠の先行馬有利」
という傾向がありました。
過去5年、内枠1~3番の複勝率が、なんと46%。
2015年には2番デニムアンドルビーが4角5番手から2着と好走しています。
さらに過去10年、先行した馬は(8-6-3-16)と、複勝率52%。
2周目の3コーナー過ぎまでゆったりと競馬が展開されるので、前残りになりやすいと推測されます。
一方で1番人気の馬が過去10年(4-3-2-1)で複勝率90%と磐石のデータがありますが、サトノダイヤモンドは前走を除けばどちらかというと差し馬。
8枠9番に入った今回、控えて差し届かない波乱の展開に賭けたいと思います。
このレース5歳馬は過去10年で(3-2-4-14)、複勝率39%ですから、ここは年下に負けてはいられません。
本命◎シュヴァルグランも差し馬ですが、昨年の阪神大賞典、2周目の3角7番手から4角では4番手に進出しており、長い脚を使って勝ち切れる力を持っていますので、ここは2番人気に逆らえません。
このときの2着が同じ歳のタンタアレグリア。
AJCCを制した同馬のように、シュヴァルグランにも5歳の意地を見せてもらいたいところです。
なお、昨年のこのレースでは、シュヴァルグランの斤量は55kg。
今年は2kgの斤量増となりますが、一方でサトノダイヤモンドが4歳馬にして同じ57kgを背負わなければならない点も、シュヴァルグランに有利に働きます。
前走の有馬記念では57kgを背負って、55kgのサトノダイヤモンドに0.5秒差。
4角から直線に向いたところまでは、手応え抜群の位置取りでした。
同斤量となる今回なら、位置取りの優位を活かして逆転も可能ではないかと踏んでいます。
○ウインスペクトルは脚質が定まらずにムラ駆けするタイプに見えますが、逃げ先行ができて展開がハマれば一発がありそうな馬です。
逃げて(3-0-0-1)、先行して(1-0-1-4)の実績で、前に行くことさえできれば複勝率50%。
前走は格下の1000万条件、小倉2,600m。
スタート直後は控えましたが、1周目の直線から前に出して1角1番手となりました。
向こう正面で10馬身リードをつけて、あとは楽逃げ。
5馬身差の圧勝で単勝万馬券を演出しました。
「1000万条件からの阪神大賞典3着以内は過去10年なし」
というデータは気にかかりますが、一方で、
「前走1秒以上の差で勝った馬は過去10年0頭」
という未知の側面もあります。
昇級初戦ですが斤量1kg減となり、5歳にして過去4勝、生涯複勝率は56%。
内3勝は右回りのコースで挙げています。
初めての阪神で未知の部分があり、一発を期待してみたいと思います。
さらに一発を期待したいのが▲スピリッツミノル。
逃げて(3-1-0-4)、先行して(2-0-0-5)の実績があります。
ただ、ここ3走はスタート直後に押しているものの、後ろに控える形となってしまい、追い込みで届かない競馬が続いています。
それでも、2走前の京都3,000mでは上り坂の手前から前進を開始して、長い脚を使って大外を回しながらも△タマモベストプレイに0.3秒差3着。
これはデムーロ騎手の好騎乗という側面もありそうで、乗り替わりとなる今回は割引が必要ですが、このときの走破時計が3:06.4。
サトノダイヤモンドの菊花賞(京都3,000m)の勝ち時計3:03.3には遠く及びませんが、2014年の阪神大賞典勝ち馬ゴールドシップも勝ち時計は良馬場で3:06.6でした(牡5歳で58kgだったとはいえ)。
単純に阪神でも同じタイムで走れれば、過去3年のタイムから、複勝圏内には充分に入れる実力を秘めています。
ただ、ネックなのが斤量。
2走前はタマモベストプレイより斤量が1kg軽かったのですが、今回は同斤量となり、比べると明らかに格下となってしまいます。
スピリッツミノル自身、前走から1kgの斤量増。
これはタマモベストプレイのほうがいいのでは? と悩みましたが、タマモはタマモで不安材料がいくつか見受けられました。
前走は先行してスピリッツミノルを下して1着だったものの、2走前のステイヤーズSでは逃げてアルバートに1.4秒差の5着。
着順よりは案外な見た目で、最後の直線では脚が残っていませんでした。
そして昨年の阪神大賞典では、シュヴァルグランに1.0秒差4着。
長距離とはいえ、着順以上に着差が開いているような印象です。
また、キャリア5勝の内2勝は1,400mでのもの。
阪神競馬場での実績もありません。
過去10年、阪神大賞典で7歳馬は(1-0-3-14)、複勝率22%と苦戦中。
5歳5勝のスピリッツミノルに上積みがあれば、7歳5勝のタマモに逆転する目もあるのではないかと考えました。
もちろん、10頭立てと敵は少ないにせよ、他にも強力なメンバーはいます。
2014年のダービー馬ワンアンドオンリーだって、本来なら三番人気で燻っているような馬ではありません。
差して(3-2-0-7)、阪神では(3-1-0-2)。
前走AJCCはスタートを決めて前につけるも、控えて追い込んでタンタアレグリアに0.6秒差5着。
2走前のジャパンカップは先行するも、キタサンブラックに0.8秒差8着。
2014年9月以来、勝ちがないという苦しい競馬が続いていますが、7歳のここが引き際を決める一戦となりそうです。
三連複の人気傾向を覗いてみると、オッズ9.9倍以下が4点とガチガチの兆候が出ていますので、過去に私が書いたことと言行不一致なのは承知しています。
私も正直、3→9→2、9→3→2の三連単を考えなかったわけではありません。
1、2、3のワイドボックスでも利益が出るオッズではあるので、サトノダイヤモンドに逆らえないという方は、私の買い目もアレンジしていただいたほうが良いと思います。
それでも展開が向いての一発を期待してしまうのは、穴党の悲しい性なのかもしれません。
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私の予想法(2)
昨日のファルコンSの結果は以下のとおり。
【予想】
◎ 13 マイネルバールマン → 10着
○ 12 ナイトバナレット → 11着
▲ 4 ジョーストリクトリ → 6着
☆ 1 ラニカイサンデー → 9着
【当連載の収支】
+8,710円
予想通り、最初の1,000mを57.9秒で飛ばすハイペースになってくれましたが、ナイトバナレットは出遅れがすべて。
直線に向いたところで外に広がりすぎてゴチャゴチャした競馬になってしまい、まともに差し脚を使えたのは勝ったコウソクストレートだけ。
2・3着に先行馬が残る結果となってしまいました。
さて、今日のコラムは昨日の続き。
私が予想において三大要素に次いで重要視しているのは、優先度順に、
【4】脚質と枠順の相関
【5】距離適性
【6】斤量
【7】上がり3ハロン
です。
【4】脚質と枠順の相関
脚質を予想したうえで、枠順の有利不利も考慮に入れます。
私の場合は、内枠の先行馬を最も好む傾向にあります。
外枠の先行馬はコースロスがありますが、前走で不利があったり、馬群に揉まれ弱かったりすると、むしろ外枠は歓迎です(特に短距離)。
金鯱賞はまさに、前に行きそうな馬がロードヴァンドールと、前走で脚質転換したスズカデヴィアスだけだったので、外枠でも買えました。
逆に、内枠の差し馬は包まれるのを嫌って買わないことが多いです。
【5】距離適性
距離適性も重要な要素。
走破タイムの横の比較をしながら並行してチェックしていますが、横の比較ができない馬も、当該距離の持ち時計を期待値として比べます。
もちろん、週末の天気予報を参照しながら、なるべく同じ馬場状態でのタイムを比較しています。
この作業で、併せて道悪適性の有無も自ずと考慮に入ってきたりします。
【6】斤量
斤量はあまり関係ないという説もありますが、私の場合は1kg=1馬身と概算して増減を比較し、優劣をつけてきた馬の逆転の可能性を探します。
【7】上がり3ハロン
以前は上がり最速というだけで高評価につなげていましたが、最近あまり重要視しなくなったのが上がり3ハロンです。
現在では、決め手勝負となりそうな場合のみ比較材料としています。
基本的には、先行馬有利というのが私のスタンス。
上がり最速や33秒台は魅力的ですが、パッと見でわかりやすい指標のため、過剰人気にもなりかねないのが優先順位を落とした一因でもあります。
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ファルコンS 三連複一本勝負
2017年3月18日(土)中京11R
サラ系3歳オープン 別定
芝左1,400m 16頭 15:35発走
【予想】
◎ 13 マイネルバールマン
○ 12 ナイトバナレット
▲ 4 ジョーストリクトリ
☆ 1 ラニカイサンデー
【買い目】
三連複 1-12-13 100円
逃げ・先行馬が多くいる今回、ある程度ペースは流れていくものと予想して、
「ハイペースでも前で粘れそうな馬」
「ハイペースなら抜群の決め手を持っている馬」
を探していきたいと思います。
◎マイネルバールマンは、前走クロッカスSで4着。
着順こそ案外ですが、8枠10番からスローペースで先行して、先行勢最先着となる0.1秒差。
この馬も上がりが33.7秒で直線決め手勝負だったので、先行勢が総崩れした中で1:22.3の時計なら優秀です。
今回、ハイペースで流れても残れる強さがあるのではと考えました。
左回り1,400mでは新馬戦勝ち、新潟のダリア賞でリンクスゼロに0.2秒差2着の実績もあります。
前走も外枠だったことを考えれば、ここでも複勝までには絡んでくれるのではと期待しています。
◯ナイトバナレットは、レース当日正午現在で一番人気ですが、逆らえそうにありません。
新潟左回り1,400mで、ハイペースの展開にも恵まれましたが、差して未勝利勝ち。
稍重で1:24.2の勝ち時計は優秀だと思います。
2走前、中山1,600mひいらぎ賞でミドルペースから差して3着。
このとき、のちに共同通信杯2着となるエトルディーニュにも、アタマ差先着していました。
前走の中山1,600mジュニアカップも、ハイペースでしたが追い込んでディバインコードにタイム差なしの1着。
ディバインコードはアーリントンカップ3着で、▲ジョーストリクトリより上でしたから、ナイトバナレット>ジョーストリクトリの順で印をつけました。
今回、6枠12番に入れたのも好材料です。
前走は1枠1番から大外を回すコースロスがありながらも、1頭だけ際立った上がり最速の末脚を示していましたから、ロスなく立ち回れれば、前回以上の好走を期待できるのではないかと思います。
▲ジョーストリクトリは前走アーリントンカップ、ミドルペースから差し届かず1.1秒差の5着。
2走前、同距離同舞台となる中京1,400のなずな賞で、ミドルペースから5番手追走、好位差しが決まってデスティニーソングに0.1秒差の1着。
1:22.5(35.0)と上がり2位の末脚は評価に値します。
デビュー4戦は左回り1,400mを使われており、右1,600mだった前走は参考外として改めて狙いたいところではありましたが、前述のようにディバインコードを物差しとして、ナイトバナレットより印を下げました。
最後に穴馬は☆ラニカイサンデー。
同距離同舞台となる中京1,400mで未勝利勝ちを収め、今回は昇級初戦なのですが、その前走の勝ち方が非常に面白かった馬です。
好スタートを切って好位につけ、前半600mで33.5秒を刻むのハイペースの中で4番手先行。
ハイペースなので脚が残っていないかと思いきや、直線抜け出して好位差しを決めたのには驚きました。
勝ち時計も1:22.7なら及第点です。
しかも、よく見ると、どうも直線で真っ直ぐ走っていないようなのです。
これが矯正できれば、コースロスなく良い脚がありそうだと踏みました。
1枠1番に入れたのが好材料。
展開がハマれば大逃げしても面白い馬かと思っています。
私の予想法(1)
【フィリーズレビュー 予想】
◎ 15 レーヌミノル → 2着
○ 6 ジューヌエコール → 4着
▲ 13 ゴールドケープ → 3着
【中山牝馬S】
◎ 14 フロンテアクイーン → 8着
○ 7 プリメラアスール → 12着
▲ 6 ウインリバティ → 16着
【当連載の収支】
+8,810円
フィリーズレビューは堅い買い目だったとはいえ、惜しかったです。
13‐15のワイドなら5.5倍。
3点ボックス買いでも利益の出る決着でしたが、まあ、割に合わないですね。
さて、今週はツイートの加筆修正版となりますが、現時点での私なりの予想手順をまとめておきたいと思います。
まず、私が予想において重視しているのは、以下の三大要素です。
【1】前走から5走くらい前までの着差
【2】前走から5走くらい前までの走破タイム
【3】脚質とペースの相関関係
以下、これらを個別に解説していきます。
【1】前走から5走くらい前までの着差
競馬を始めた当初、私も競馬新聞の1着の数字を丸で囲み、2着、3着には三角をつけ……といった予想法を取っていました。
着順はとてもわかりやすい指標ですから、どうしても目が行ってしまいがちなものです。
しかし基本的に現在の私は、
「着順より着差」
だと考えています。
着差は0.2秒=1馬身と概算して、通常0.5秒、スプリントでは0.4秒差以内の負けが一応の及第ラインとしています。
が、もちろん例外は幅広く認めており、1秒台の差でも逆転の可能性に賭けることは多々あります。
基本的に私の場合、減点法ではなく加点法です。
一定のボーダーラインは設けても、その壁をぶち破り、逆転の可能性を探るのが私の競馬の楽しみ方なのです。
【2】前走から5走くらい前までの走破タイム
過去に同舞台・同距離・同条件で走っている馬がいれば、走破タイムの「横の比較」をします。
(使っているのは横書きの馬柱なので私にとっては「縦の比較」ですが)
ここでも0.2秒=1馬身と概算して、どれくらいの差で優劣がつけられるか、逆転の要素はあるかを検討します。
【3】脚質とペースの相関関係
そして私の予想の根幹をなすのが、ペースと脚質です。
基本的に競馬は先行有利だと思っていますが、前走好走馬の評価には、以下の4分類を設けています。
(1)スローペースで逃げ先行して好走:「折り合いがつけられた賢い馬」
(2)ハイペースで逃げ先行して好走:「問答無用で強い馬」
(3)スローペースで差して好走:「しっかりと決め手のある馬」
(4)ハイペースで差して好走:「展開に恵まれたかもしれない馬」
(4)のケースだけは、慎重に評価を割り引いて考えます。
レース本番の脚質転換を予想するのは難しいですが、前走のレース映像を何度も観るしかありません。
どこで鞍上の手が動いて仕掛けたのか、どれだけ脚が続いているかはよくチェックしています。
先行馬の出遅れ癖は致命的ですし、差し馬も長い脚が使えれば先行できる可能性があったりします。
次回は、三大要素に次いで重要視している枠順・距離適性・斤量・上がり3ハロンについて書きたいと思います。