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フェアリーステークス 三連複一本勝負


1月8日(日) 中山11R
サラ系3歳オープン G3 牝馬限定
芝右1,600m(Cコース) 16頭 15:35発走


【予想】

◎ 1 コーラルプリンセス(3番人気)
○ 4 ブラックオニキス(8番人気)
▲ 11 メローブリーズ(5番人気)
☆ 13 パフォーム(13番人気)


 2017年。
 国民的スターホース・イキモノガカリが長期放牧に入り、JRAのCMが一新されました。
 NHK朝ドラの主演女優ばかり集める安直なキャスティングはどうかと思いますが、まあ、可愛いから許す。
 ……それはさておき。
 
 あのCMで流れているレースの映像、昨年のアルテミスSだってお気づきの方は、どれくらいいるでしょうか。
 リスグラシューが差し切って強い勝ち方をした、あのレース。
 まさに中央競馬の未来を占うレースだったわけですが、同レース下位組が多く出走するフェアリーSにおいても、非常に重要な意味を持っています。

 フェアリーSのメンバー中、アルテミスSで最も良い成績を残したのは、7着に入ったヒストリアでした。
 しかし、私は同8着のコーラルプリンセスにこそ◎を打ちます。
 コーラルプリンセスは、同レースのスタートで明らかに出遅れてしまいました。
 スタート直後のヒストリアとの差は、3馬身から4馬身。
 それだけの出遅れがありながら、東京の長い坂を上がり3ハロン33.9(メンバー中3位)の末脚で駆け上がり、ヒストリアとはタイム差もありません。
 その次の赤松賞では出遅れを克服し、やはりメンバー中3位の上がりタイムで勝っているわけですから、スタートさえ決まれば、ヒストリアとはちょっと格が違う強さを持っていると推理できます。

 とはいえフェアリーSには、強力な敵が2頭います。
 1番人気アエロリットと、2番人気キャスパリーグです。
 正直、この2頭は対照的ですが、格が違うくらいに強い。

 特に2枠3番を引いた先行馬アエロリットは、絶好の位置。
 前走、サフラン賞(中山1,600m)ではハイペースだったにもかかわらず、2コーナーから2番手に先行して、トーホウアイレスに差のない2着。
 しかも、上がり3ハロンはメンバー中2位となる35.6秒。
 本当に強い馬でしかできない勝ち方でした。

 大外16番キャスパリーグも(1-3-0-1)、上がり3ハロンは5戦してメンバー最速2回、2位1回、3位1回。
 2着に終わったレースも0.3秒差以内にまとめていますから、鋭い末脚の持ち主です。
 タイムDM、対戦DM数値でもメンバー中トップの期待値。
 ディープインパクト産駒は中山1,600mで複勝率トップとなる31.4%(1月5日現在、過去3年の集計)ですから、血統も申し分ない。
 おまけに鞍上は2016年のリーディングジョッキー戸崎騎手です。
 人気になるのも頷けます。

 しかしながら、これだけの好条件が揃っていると、馬券に絡めた途端に配当がつかないつかない。
 ここは、1-3-16のガチガチの三連複を買いたくなるのをグッと堪えて、まずは人気2頭のマイナス要素を探してみます。

 アエロリットは、まだ2戦しかしておらず、経験不足はあるかもしれません。
 3ヶ月半の休み明けで、本調子でない可能性もあります。
 また、タイムDM、対戦DMいずれの数値も、やや平凡な値です。
(参考にするレース数が少ないので、かなりの誤差を含むと思われますが)

 キャスパリーグは、大外枠を引いたのがかなりの痛手です。
 脚質は差しなので、他馬を気にせず行けるのはいいのですが、直線の短い中山1,600mは、内枠の逃げ・先行馬が有利。
 おまけに年明けでCコースが使われるので、逃げ・先行馬の好走率が高くなっています。
 また、過去5戦のうち4戦が1,400m、唯一の負けが1,600mの新潟2歳S(5着)。
 距離にも不安が残ります。
 アエロリットが本命視される中、スローペースになったときの折り合いが鍵になりそうです。
 中2週のスケジュール、関西馬なので輸送もネックです。
 ついでに戸崎騎手が強いのは結構なのですが、リーディングジョッキーが決まった直後の年明けなので、過剰人気になってしまうのも馬券としては妙味に欠けます。

 さあ、2強の弱点は見えてきました。
 ここからが予想の面白いところです。

「2強の倒しかた」を考えていきます。

 まず、コーラルプリンセスを軸に決めた以上、差しが決まるハイペースに持ち込めればベストです。
 本来ならば最内枠の差し馬はほとんど「消し」なのですが、外差しが決まりにくい中山に限っては、内枠からの一発を期待します。
 3歳牝馬戦ならば、あまり馬群に揉まれることもないであろうとの目算もあります。

 ハナを主張するのは、おそらく1枠2番のツヅクでしょう。
 5番ジャストザマリン、場合によってはモリトシラユリも続いて先行。
 9番ポンポン、10番スノードーナツ、12番アルミューテンも一発を狙って逃げを打つ可能性を秘めています。
 アエロリットは当然マークもされるでしょうから、ここで馬群に包まれて、ペースがミドル以上で流れてくれれば、先行勢総崩れの青写真も描けます。

 一方、キャスパリーグは折り合いを欠き、大外を回すコースロスから掲示板がようやく……という展開になることを期待。
 ということで、キャスパリーグよりもコースロスが少なく、果敢な差しができそうな馬を探していきます。

 ○ブラックオニキスと▲メローブリーズは、◎コーラルプリンセスと同様2勝している点を、素直に評価します。

 また、中山競馬場では雨が降っている模様(8日14:30現在)。
 その点、ブラックオニキスは4走前、稍重の馬場でトラスト(暮れのG1で5着)を抑えて勝ち。
 メローブリーズも重馬場の新馬戦を快勝し、前走の500万も稍重で勝っています。
 メローブリーズは距離に不安が残るものの、函館2歳Sではモンドキャンノ(暮れのG1で2着)と0.3秒差、上がり3ハロンも0.1秒差と競りかけていることも好材料です。

 1-4-11ならば、三連複のオッズが165倍程度(8日14:30現在)。

 ただ、長いことオッズを眺めていると「もう一声!」という欲も湧いてくるものです。
 過去5年、フェアリーSはいずれも10番人気以下が馬券に絡んでいるという「荒れる」レース。

 8番人気のブラックオニキスでもまだ足りないと考えるならば、☆パフォームが検討の対象です。
 この馬、アルテミスSでメローブリーズよりも低い15着に沈んではいますが、前走の赤松賞では勝ったコーラルプリンセスに1馬身差の0.2秒差。
(1-2-1-2)で、2着に入った未勝利戦も差のないレースでしたから、13番人気は「不当に低い」印象です。

 1-4-13で、三連複は325倍程度。

 メローブリーズが5番人気であることを考えれば、あまりオッズに開きがない印象ですが、妙味はありそうです。


【買い目】

三連複

1-4-11 100円 165倍程度

 または

1-4-13 100円 325倍程度

 
 最終的には、パドックや返し馬の出来を見て、どちらにしようか決めたいと思います。