【2016年プラス収支!】 三連複100円一本勝負

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京都記念 予想


 有力馬が揃って堅い決着になりそうですので、ここは予想だけ。


【予想】

◎ 3 マカヒキ
◎ 9 ミッキーロケット
○ 2 ヤマカツライデン
▲ 8 アングライフェン

 スマートレイアーを○くらいに推したかったのですが、この馬の本線はマイルだと思われますので、距離不安から外しました。

 2-3-8、2-8-9ともに、三連複26~35番人気の間に収まりそうですので、出現率として低くはありません。

 勝負師ならば、いっそヤマカツライデンを1着固定の馬単で有力馬3頭に流す手もあるでしょうか。

 

 

偽りのウイナーズサークル (徳間文庫)

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共同通信杯 三連複一本勝負


2017年2月12日(日)東京11R
サラ系3歳オープン 別定
芝左1,800m 11頭 15:45発走

【予想】

◎ 4 ムーヴザワールド
○ 8 エトルディーニュ
▲ 10 アサギリジョー
☆ 9 チャロネグロ


【買い目】

三連複 4-8-9 100円(36番人気) ※当日10:00現在


 まずは人気馬から、素直に◎ムーヴザワールドを。
 東京スポーツ杯2歳Sこそ3着に甘んじたものの、1着ブレスジャーニーや2着スワーヴリチャードとはタイム差なし。
 外枠から素直に外を回ってきたスワーヴリチャードに対し、ムーヴザワールドは1枠1番から外に出すコースロスがあり、さらに他馬に寄られて進路が狭くなるような局面も見受けられました。
 その狭い間を割っての3着なので、まだ勝負はついていません。
 内の4枠4番に収まりましたが、新馬戦は先行して勝っており、前から行く力もありそうです。

 スワーヴリチャードは今回逆に、1枠1番から外に出しての差し残しが心配です。
 エアウィンザー武豊騎手が、
「相手に合わせてるのか、走りたくないのかは分からない」
 と漏らすように、弾ければ突出して強いものの、反応の悪さや抜け出てからの緩さが気になります。先日のサトノアーサーのようなタイプでしょうか。
 タイセイスターリーは、ルメール騎手がムーヴザワールドから乗り替えたのが気にはなるものの、1,800mという距離が不安。半兄にミッキーアイルがいる血統だけに、短距離のほうで狙ってみたい馬です。

 単勝では人気薄ですが、○エトルディーニュはむしろ◎を打ちたいくらいの堅実な馬です。
 デビュー8戦して(1-2-2-3)ではありますが、すべて5着以内には食い込んでおり、大崩れしないところがいかにも私好み。
 ソウルスターリングの3着(+0.5)、サトノアレスの2着(+0.2)、アウトライアーズの4着(+0.4)と、相手関係にも不足はありません。
 人気馬が後ろから控える形になれば、先行して前残りが期待できます。
 短期放牧明けの前回(2着)から中1週で叩き2走目、引き続き好調ならば軽視は禁物です。
 実際、複勝人気順ではタイセイスターリーに次ぐ5番人気を軸に推移しているようです。

 相手は▲アサギリジョー
 こちらも相手関係に不足がありません。3走前にマイネルスフェーンにハナ差で競り勝って1着(のちマイネルスフェーンはホープフルSで2着、京成杯で3着と好走)。
 2走前の葉牡丹賞では、4馬身ほどついた着差(+0.8)こそ気になりますが、のちにホープフルSを勝ったレイデオロの3着。上がり3ハロンは別格のレイデオロ(34.7秒)に次いでメンバー2位タイの35.3秒でした。
 このとき同じ上がり35.3秒で2着に入ったのがコマノインパルス。アサギリジョーは0.6秒差の遅れをとりましたが、続く前走京成杯では勝ったコマノインパルスに0.3秒差(5着)と縮めており、さらなる上積みに期待します。
 5着は前走だけで、4戦して(1-1-1-1)ですから、やはり掲示板を外さない堅実さも複勝向き。
 東京芝に限っては(1-1-0-0)と好相性です。

 ただもう1頭、注意しておかなければいけないのが☆チャロネグロ。
 ひと叩きされた前走、4コーナーから大外を回しながらも物凄い脚を使って差し切り勝ちしています。
 それでも鞍上の反応は、
「ハミもまともに取らないまま何で勝つの? って感じ」
 といいますから、底を見せていません。
 しかも勝ちタイムが、同じ中山2,000mで行なわれた京成杯コマノインパルスの2:02.8を約3馬身ぶんも上回る2:02.0。
 単勝5番人気に推されるのもむべなるかな、というところです。
 
 以上を踏まえて三連複の人気順を見てみると、

◎-○-▲ 4-8-10 27番人気 107倍
◎-○-☆ 4-8-9 36番人気 156倍  ※当日10:00現在

 と、単勝人気とは逆の結果に(複勝人気に倣った形に)。
 それでいて、東京競馬場での出現率は、今日のコラムで書いたようにそれほど変わらないと思われますので、1点100円で勝負するなら後者を選びます。
 石川騎手の100勝を応援したい気持ちもあるんですけどね。

 

 

 

三連複の人気傾向(3)


【昨日の結果】

◎ 11 アエロリット    → 2着
○ 3 ハナレイムーン   → 5着
▲ 7 ディヴァインハイツ → 13着
△ 13 スズカゼ      → 7着
☆ 2 アルミューテン   → 11着

【当ブログの収支】

+9,220円


 昨日の記事で、
「仮に東京競馬場で1日12レース、すべて三連複で勝負するとして、理論上、予想をすることなく、66%(2016年データ調べ)の確率で数千円の勝ちを得られる方法が、ないことはありません」
 と書きました。

 その方法とは、単純明快、
「三連複26~35番人気10点をベタ買いし続ける」
 というもの。

 1日に1度、出現するかしないかのギリギリのラインが、私が調べた限りでは「三連複26~35番人気」でした。
 この人気ゾーンのオイシイところは、配当が100倍前後つくこと。
 40~50番人気となると、出現確率はガクリと下がるのですが、オッズは依然100倍台なので、あまり変わり映えがしません。
 一方で「16~25番人気」で括ると、オッズが100倍を超えることがあまりない上に、1日の出現率では「26~35番人気」とあまり変わりません(手元の計算で71%程度)。

 つまり、三連複26~35番人気10点を機械的に買い続ければ、1日に6割5分の確率で100倍前後の配当にありつけるかもしれないわけです。
 1点100円なら1レース1,000円、12レースで最大の負け額は12,000円。
 たとえば先週2月5日(日)の東京開催では、第3レースに26番人気が来ていますから、配当8,530円で、差し引き5,530円の勝ちが確定します。
 1日に1度、出るか出ないかの人気ゾーンなので、第4レース以降は何も賭けずにベンチでひたすら石のように座って観戦するか、さっさと帰宅して美味しいものでも食べて寝るのが賢明です。
 
 ただ、この買い方も、やはり1日の早い段階で勝ちを収めないことには、利益が大きくなりません。
 配当が120倍を超えることもあるので、第12レースでもギリギリ収支をプラスに持っていける事例もありますが、それにしたって効率が悪い。

 上記の方法は、あくまで統計的なアプローチから導き出したものですが、確率論からいえば、コインの表が10回続けて出たからといって、次に裏が出るとは限らない。
 すべての試行において、すべての出目に出現する可能性が存在し、12レースすべてが1番人気で決まることも、逆に最低人気で決まることも、理論上は有り得ないことではありません。

 繰り返しますが、私は上記の買い方を決してオススメはしませんし、その結果について、一切の責任も負いません。
 試される場合は、読者個人の責任においてなさってください。

 畢竟、競馬は自分の頭で予想をし、買い目を絞って当てるのが楽しいし、結果的に資金の効率もよくなるゲームです。
 今回、人気の分布とオッズの相関関係を洗い出してみて、
「オッズって、憎らしいくらい巧妙に作られた仕組みだなあ」
 と改めて痛感した次第。

 楽して勝てるなんていうウマい話は、そうそうないのです。

 

 

 

クイーンC 三連複一本勝負


2017年2月11日(土)東京11R
サラ系3歳オープン 牝 別定
芝左1,600m 16頭 15:45発走


【予想】

◎ 11 アエロリット
○ 3 ハナレイムーン
▲ 7 ディヴァインハイツ
△ 13 スズカゼ
☆ 2 アルミューテン


【買い目】

三連複 2-3-11 100円(143番人気) ※当日13:30現在


 有力馬が、どうも、よく見えない。
 私の予想ではフローレスマジック、アドマイヤミヤビ、レーヌミノルが1~3番人気を争うと踏んで、この中から◎を1頭選ぶつもりでいたのですが、今ひとつ決め手に欠ける印象です。

 フローレスマジック、アドマイヤミヤビは、それぞれ3ヶ月半、3ヶ月の休み明け。
 2桁馬番しか経験したことのないフローレスマジックは3枠6番から、包まれずに差しきれるかが心配です。
 加えて、ルメール騎手はフローレスマジックではなくアドマイヤミヤビを選びました。
 そのアドマイヤミヤビも東京マイルでは距離が短すぎるような印象があり、8枠15番の大外からでは、差し残しが危惧されます。
 とかく上がり33秒台の末脚が注目されがちなものの、忙しいマイルでは新馬戦のように内枠から先行気味に長い脚を使ったほうが理想だと思っていたので、内枠なら「買い」だったのですが、少々残念です。
 また、百日紅特別で勝った相手(カデナ、アウトライアーズ)が強かったので、もちろん牝馬相手のここでも好勝負が期待できますが、他馬のネームバリューから人気が過剰になってしまうのは、馬本位で見れば馬券的に美味しくはない。
 狙うは東京の樫の女王でしょうから、ここは叩きの一戦となるかもしれません。

 残るは中8週のレーヌミノルなのですが、他馬より1kg重い斤量55kgを背負うのは、この時期の牝馬にしては大きなハンデとなりそうな気がします。
 加えて、浜中騎手への乗り替わり。
 デビュー3戦がスプリント戦を使われていただけに、マイルへの適合もまだ心配な部分があります。

 そこで思いきって、本命は◎アエロリットにしました。
 有力馬に休み明けや久々が多いため、中4週で挑む今回は好調子が期待できます。
 3ヶ月の休み明け前走が中山マイルのG3フェアリーSで2着(1番人気)。
 1着となった伏兵ライジングリーズン(10番人気)とはわずか0.1秒差でした。
 今回、当日未明の時点で5番人気に甘んじてこそいますが、実力はそれ以上と見ます。
 アドマイヤミヤビ、フローレスマジックがともに差し馬なので、アエロリットの先行できる脚質も魅力です。

 競馬は基本的に先行有利。
 となれば○は渋々レーヌミノルにあげたいところですが、気になる馬がもう1頭います。
 
 ○ハナレイムーンです。
 東京マイルの新馬戦で超スローペースにもかかわらず、上がり3ハロン33.7秒の豪脚を披露して楽勝。
 残り200m、ステッキを1発入れただけでエンジンがかかるのですから、相当の素質馬です。
 じつは11日未明の段階では1番人気に支持されていた馬でもあります。
 ただ、今回は2枠3番。
 後ろに控えて前が壁になる展開だけは気がかりです。
 ただ、前走を見る限り非常に賢そうな馬ですから、隣のアルミューテンに続いて番手から自らスローペースを作り出し、先行して勝つ青写真も、ひそかに思い描いています。

 相手候補の筆頭は▲ディヴァインハイツ。
 新馬戦で狭いところを抜け出しての先行勝ちは評価できると思います。
 ただ、勝ちタイムはレーヌミノルの前走と比べると、やや物足りない印象です。

 そこで一発を期待するなら☆アルミューテンと△スズカゼ。

 アルミューテンは、前走フェアリーSで先行して5着(0.2秒差)の内容を素直に評価します。
 最初の3ハロン34.7秒、1,000m通過58.0秒とハイペースながら小差に粘り残った実力は、12番人気にはそぐいません。
 1枠2番も絶好の位置、人気薄からハナを主張して3着までに食い込んでも何ら不思議ではありません。

 一方のスズカゼには、3走前、東京マイルの赤松賞でコーラルプリンセスに0.1秒差の5着に迫った実績があります。
 ただ、そのコーラルプリンセスもフェアリーSでは8着に終わっているので、単純に比較すればアルミューテンのほうが上。
 スズカゼは、7枠13番から先行するコースロスも心配ではあります。

 ちなみにフォーメーションを組むならば、

 11-3、8-2、7、13

 の6点といったところですが、ここは最も不人気な買い目1点で夢を見てみたいと思います。

 

 

  先日、ビッ●カメラにいた競馬好きの店員さんに勧められて、競馬観戦用に双眼鏡を購入しました。

 オススメです。

三連複の人気傾向(2)

 

(前回の続き)

 

 さて、なぜわざわざそんなデータを調べたのかというと、じつは来週2月19日、誘いを受けて東京競馬場フェブラリーステークスを観戦しにいくことになったからです。

 当然、せっかく現地に行くからには第1レースから第12レースまで遊ぶつもりです。
「リアル競馬場は交際費」
 というのが私の持論。
 1レース100円なら1,200円、1レース200円なら2,400円、あらかじめ定めた額を負けるのは、悔しい気分にはなるけれど、毎週の収支とは度外視することにしています。
 何より競馬を共通の話題にして、同行者とその場で1日楽しめるのが、現地観戦の魅力なので。

 とはいえ、やるからには勝って帰りたい。
 そこで、東京競馬場の三連複の人気傾向を調べるに至ったというわけです。

 単勝であれば最大でも18番人気までですから、人気傾向を分析した記事をよく見かけます。
 しかし、三連複となると最大816通り。
 あまりその点に着目した記事は読んだことがないような気がします。

 調べてみて、驚きました。
「三連複の払い戻し金額の平均は20,000~30,000円」
 とは様々な記事で目にしますが、
「三連複の人気の平均は36.6番人気」
 というのが、私が調べた限りでの結果でした。

 36番人気といえば、だいたい配当は100~120倍程度。
 いかに一部の高額配当が、払い戻し金額の平均を押し上げているかがよくわかります。

 人気の分布を見ていくと、堅い決着が予想以上に多いことに驚きます。
 出現率が最も高いのはやはり1番人気で、およそ7割の確率で、その日の12レースの中に出現します。多い日には1日に2回、3回と来ることもあります。
 しかし、得てして1番人気は極端に配当が低いもの。
 下手すると10倍に満たないオッズとなりますので、1番人気だけをベタ買いしていては、12レース合計で勝てる見込みはかなり低くなります。
 収支がプラスになった時点で購入を切り上げる「勝ち抜け作戦」でも計算してみましたが、その日の早い段階で1番人気がこなければ負けがかさんでいく一方で、午後になると的中しても収支がプラスに転じないケースが多くありました。

 1日に12レースを遊ぶ場合、この点が非常にネックなんですよね。
 最低でも1,200円の出資が確定しているので、12レース全体での合成オッズを計算してみると、的中馬券が低配当では、あっさりトリガミになってしまう。
 朝の爽やかな空気の中で行なわれる第1レースは、競馬ファンにとっては肩慣らしのような雰囲気があり、負けても後に11レース控えているので安心してしまいがちなものです。
 しかし、
「本当の勝負どころは第1レースである」
 ということを、改めて痛感しました。

 ちなみに、決してオススメはしませんし、私は一切の責任を負いませんが、仮に東京競馬場で1日12レース、すべて三連複で勝負するとして、理論上、予想を一切することなく、66%(2016年データ調べ)の確率で数千円の勝ちを得られる方法が、ないことはありません。

 その方法は……明日12日の記事で詳述します。

 

三連複の人気傾向(1)

先週の結果は下記の通りでした。

きさらぎ賞 結果】

◎ 5 プラチナヴォイス  → 4着
○ 4 ダンビュライト   → 3着
▲ 6 エスピリトゥオーゾ → 5着
☆ 3 タガノアシュラ   → 7着


東京新聞杯 結果】

◎ 6 ブラックムーン  → 8着
○ 2 ブラックスピネル → 1着
△ 5 プロディガルサン → 2着
☆ 1 ダイワリベラル  → 7着


【当ブログの収支】

+9,320円


 まず、きさらぎ賞
 勝ったアメリカズカップは、中団4番手から強い競馬をしました。
 道悪でミドルペースとはいえ1000m通過が1:01.6ですから、脚を残しての見事な先行策。
 本当はその位置にエスピリトゥオーゾがいて欲しかったのですが、スタートで少し内によれたうえに、外枠のスズカメジャーが落馬した瞬間に四位騎手が後ろをチラリと見て、押して押して前に出ることが叶いませんでした。
 最後の直線、もう少し前にいられれば外からサトノアーサーに被せることができるのに――と悔やんでも既に遅し。
 サトノアーサーはやはり道悪が響いての敗戦でしょうか。
 まだ幼いこの時期にサトノダイヤモンドの影を見るのは酷というものです。

 次に東京新聞杯
 頭に「超」がつくスローペースで、全馬上がり32~33秒台という決め手勝負では、ブラックムーンの追い込みは活きませんでした。
 ただ、直線に向いたところで、ダイワリベラルに束の間の夢を見ることができました。
 3コーナーから4コーナー、マイネルアウラートが開き直って逃げればいいものを、再三ブラックスピネルの後ろを小突いて中途半端な競馬になっていたので、それが自滅するのを待って前が開けば勝機はあると踏んでいました。
 ただ、ブラックスピネルが位置取りも上手く、なかなかダイワリベラルに道を譲ってくれなかったので、ここは勝った相手を褒めるべきでしょう。

 さて、ともに一番人気の馬が勝ちきれずに「荒れた」といわれる両重賞。
 しかし、三連複を主戦場にしている私からすれば、いかにも堅い決着でした。

 きさらぎ賞は6番人気で配当1,210円、東京新聞杯は7番人気で1,610円。
 私のように最低額の出資で戦う場合、狙っても意味のない馬券でした。
 10倍台を狙う場合は10~20回に1回は的中させないと収支で負けがこんでいく一方なので、私のような初心者では勝ちきれないのが目に見えています。

 一方、荒れたレースといえば、東京第10レース。
 16番人気のライズスクリューが勝ち、単勝万馬券三連単はもちろんですが、三連複でも99,960円、209番人気の高配当となりました。

 ちょっと気になることがあって、一晩かけて2016年の東京開催の全539レースの「三連複の人気傾向」を調べてみたのですが、昨年の開催5日目の第10レースも169,080円、252番人気という大波乱でした。
 また、2回開催2日目の10レースも44,190円、123番人気の高配当。
 翌日も358,290円、350番人気でした。
 同開催6日目、9日目、3回開催2日目、3日目、8日目にも、芝・ダート関係なく第10レースに3桁人気の三連複が来ていました(個人調べ/正しいデータはJRA発表のものと照合してください)。

 この3桁人気がいかに稀なものであるかは、次の項で詳しく書いていきたいと思います。
 
 データが2016年のみなので、長いスパンで見れば傾向は変わるかもしれませんが、東京競馬場の第10レースは、穴党にとっては狙い目かもしれません。

 

 

馬券力検定 穴

馬券力検定 穴

 

 

東京新聞杯 三連複一本勝負


2017年2月5日(日)東京11R
サラ系4歳上オープン 別定
芝左1,600m 10頭 15:45発走


【予想】

◎ 6 ブラックムーン
○ 2 ブラックスピネル
△ 5 プロディガルサン
☆ 1 ダイワリベラル


【買い目】

三連複 1-2-6 100円


 エアスピネルは昨年の弥生賞あたりから応援している馬ですが、あえて馬券から外す理由はきさらぎ賞と同様です。
 前走の京都金杯がブラックスピネルとタイム差なしのハナ差勝ちだったことからも、一本かぶりに推されるにはやや頼りない印象です。
 陣営も心配しているように、先頭に抜け出すと少し遊んでしまう幼さがあるようです。

 その4歳馬の鼻を明かす本命馬として、一つ内の枠からエアスピネルの出方を窺える5歳馬◎ブラックムーンを指名したいと思います。
 鋭い追い込みで4勝していますが、先行でも(1-1-1-1)、差しでも(1-2-1-2)。
 高い自在性で複勝に絡んでくる堅実さが私好みです。
 左回りで(2-0-1-1)、東京は2戦1勝。
 稍重も1戦1勝と、安定感ではエアスピネルよりも一日の長がありそうです。
 前走こそ案外でしたが、2走前のキャピタルSは今回と同じ東京芝1,600m。
 東京の長い直線を一気に追い込んで2着に3馬身差(0.5秒差)をつけたレースぶりは「完勝」といっていい出来でした。
 しかも、上がり3ハロン34.0秒はぶっちぎりでメンバー最速。
 同じく追い込んで上がりタイム次点の4着マイネルラフレシアと0.7秒差もついていますから、0.2秒を1馬身とするならば最後の600mヨーイドンだけで3馬身半も引き離している計算です。

 堅実に力をつけてきている馬といえば、○ブラックスピネルも負けてはいません。
 勝ち馬との着差が最大でもホープフルS(G2/中山2,000m)のハートレーに0.6秒、その次もマカヒキに0.5秒と、大崩れしていない地味さが魅力です。
 ついには前走エアスピネルに0.0秒差まで迫ったならば、あとは抜くだけです。

 さて、本命・対抗が決まったところで、最後の穴馬探しこそ、今回の肝となる部分です。

 前日発売の締め切り段階でオッズを見て、私は絶句しました。
 7番人気までが12倍、続く8番人気ダイワリベラルが一気に106倍とは、あまりにも理に適っていません。
 案の定、穴馬を7番人気までで計算してみても、見事に100倍つくかつかないか。
 7番人気と8番人気の間に、海よりも深く山よりも高い壁があるような感じでした。
 しかし、本当にそれほどの実力差が彼我にあるのでしょうか?
 そうして改めて精査した結果に辿りついたのが☆ダイワリベラルでした。
 
 たしかに右回り巧者(6-2-3-5)で、東京では(0-1-1-5)と奮いません。
 ここ4走も2桁着順が3回と、まったく走っていない。
 少数とはいえ精鋭が揃った今回、早々に「消し」にしたい気持ちも大いに分かります。
 しかし、芝1,600mの持ち時計1:33.1(34.0)を出した5走前の中山(良)は、東京新聞杯を出走回避したダッシングブレイズよりも2つ上の4着。
 能力的には、それほど大きな隔たりがあるとも思えません。

「人気は最強の指標」
 であるならば、ここ3走で4番人気に支持されている馬がいきなり単勝100倍近くまで落ちるのは、
「不当に低い評価」
 ということになります。

 芝1,600mでは(2-0-0-4)と33.3%の確率で一発があります。
 芝1,800mでは(1-3-1-0)。
 残りの10敗はすべて2,000m以上でのもので、この馬の領分ではなかったことが分かります。
 しかも全レース中、稍重に限れば(0-2-2-1)と堅実。
 雨がどれだけ降るか微妙なところではありますが、馬場が荒れるようなら好材料です。
 脚質に注目すると、差しでは(1-1-0-7)であるのに対し、先行では(5-2-4-3)と、実に複勝率78.5%。
 1枠1番に入った今回、3走前の京成杯AH(4着)と同じような先行策が取れれば、3着までにしぶとく粘る可能性もゼロではありません。

 初ブリンカーも手伝ってレースに集中してくれれば、人気以上の好走もあるのではないでしょうか。

 ちなみに、単勝万馬券といえば、穴党ならば誰もがいつかは当ててみたいと夢見るもの。
 もしかしたら、今回のような極端なオッズ構成の場合に、100円だけ遊びで買い足してみるのも一興かもしれません。

(追記:レース当日朝の段階で、ダイワリベラルの単勝オッズは60~70倍程度に下がりました。
    締め切り直前にエアスピネルが売れるとしても、単勝万馬券は難しいかもしれません)